「All About」デジタル・白物家電ガイドのコヤマタカヒロが回答します。
(今回の質問)
プライベートブランドの家電って大丈夫ですか? 新生活の準備中ですが節約したいです。
(回答)
プライベートブランド家電の最大のメリットはコスパの良さ。大手メーカーなどに委託して作られており、品質にも問題はありません。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
最大のメリットはコストパフォーマンス
プライベートブランドとは、いわゆる大手メーカーではなく、量販店などが、自社名のオリジナル商品として販売している製品のこと。家電の場合、ビックカメラやエディオンなどの家電量販店、イオン、ドン・キホーテなどの大手スーパー、そして家具大手のニトリなどが展開しています。商品は炊飯器やトースター、冷蔵庫、ホットプレートなどさまざまです。プライベートブランドの家電は、大手メーカーの製品と比べて安いのが魅力。機能などはあえて絞っていることが多く、その分、低価格で購入できます。ほとんどのプライベートブランドの家電は大手メーカーや、製造工場に委託して作られているため、品質に問題はありません。
メリットは前述の通り、比較的低価格で購入できること、また、デザインが統一できる点も魅力です。プライベートブランド商品をまとめてセットできる購入プランもあり、新生活のスタートに適しています。
デメリットとしては、決まった販売店でしか購入できないことです。他の家電と組み合わせて購入したいといったときでも、お店を選ぶことができません。また、サポート対応や修理が発生したとき、製造元が担当することになるため、対応に時間がかかる場合があります。
「機能・デザインよりも安さ」な人におすすめ
プライベートブランドの家電がおすすめなのは、コストを優先したい人です。こだわりの機能やデザインよりも低価格で家電製品をそろえたいと考えるならプライベートブランドの家電が選択肢になります。ただし、中にはビックカメラグループのプライベートブランド家電のように、デザインにこだわった「HashTAG」「TAG label by amadana」や機能にこだわった「ORIGINALSELECT」のように複数のラインをそろえている場合もあります。これらのシリーズは、デザインや機能にこだわりたい人におすすめできるプライベートブランド家電といえるでしょう。
この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。