モンスター新人が入社。軽く注意したら翌日休んでしまいました……どのように対応すべきですか?

転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回は「モンスター新人」について。

会社にモンスター新人が入社してきました。軽く注意したら翌日休み。説明してもメモを取らない……どのように対応するのがいいのでしょうか?
会社にモンスター新人が入社してきました。どのように対応するのがいいのでしょうか?
転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回は「モンスター新人」について。
 

(質問)
会社にモンスター新人が入社してきました。軽く注意したら翌日休み。説明してもメモを取らない…どのように対応するのがいいのでしょうか?

(回答)
「モンスター新人」という先入観を捨て、まずはどんな人なのかを客観的に理解しましょう。場合によってはチームや上長を巻き込み指導することも大切です。また「新人育成」は自分のキャリアにもプラスに働きます。合理的に考え、割り切って対応するのも1つの手です。


詳しくは以下で解説します。

信頼関係を築き、人間性を理解してみて

「モンスター新人」とひとくくりにするのではなく、その新人の得意なことや苦手なことを客観的に把握してみましょう。単純に知識が足りないのか、仕事への姿勢や性格に問題があるのかなど、その新人のタイプによってアプローチ方法が変わるからです。

また新人のことを理解するには、信頼関係を構築することも必要です。時にはランチや1on1などラフに話せる機会を作り、相互理解に努めましょう。相手の過去や志向性を理解できれば、「これは苦手だろうな」「この分野には興味がなさそう」などの想定ができるようになり、個々に応じた指示出しや説明が可能になるはずです。

押さえておきたい新人育成のポイント3

まず前提として、新人には知識やスキルが足りないものです。働くなかで少しずつ身についていくものもあるため、おおらかな心で見守りましょう。そのうえで、新人のキャッチアップやモチベーションをさらに高めるために有効な方法を3つ紹介します。

ポイント1:明確な目標を設定する
大きな目標を分解して、実行後に○✕がつけられるようにしておくといいでしょう。できた理由、できなかった理由を必ず報告をしてもらうようにします。たいていの場合、こちらが求めるレベルと本人がよしとしているレベルの相違で、無駄な時間やストレスが発生。定期的に振り返りの場を設け、改善してほしいポイントはしっかり指摘し認識のずれをなくすことが重要です。

ポイント2:小さな成功もほめる
新人は失敗が多いものですが、失敗ばかりでなく小さな成功にも目を向けてあげましょう。注意をするときは「前よりも良くなったね」「助かったよ」などと褒めたうえで「この部分を改善するともっと良いかも」とアドバイスをすることも大切です。承認欲求が満たされることでモチベーションが上がり、仕事に前向きになってくれるかもしれません。

ポイント3:周囲の人を巻き込む
いくらアドバイスをしても聞き入れてもらえない場合は、チームや上長など周囲を巻き込むことも有効です。複数名から似たようなアドバイスをされることで本人がその問題について考える機会が増え、自ら改善に努めるようになることも。また、アドバイスされる相手によってはコロッと考えが変わるケースもあります。

新人育成は組織にもキャリアにもプラスに!

モンスター新人に限らず、新入社員の存在は良くも悪くも環境変化をもたらします。既存社員にとってはストレスになることもありますが、そんな時は「新人育成の経験は自身のキャリアにプラスになる」と合理的に考えるのも1つの手。具体的には、以下のようなメリットがあります。

・業務を言語化することで仕事への理解が深まる
・どんな相手でも柔軟に対応できる対人スキルを養える
・社内のステップアップに役立つ
・転職時に重宝されるマネジメント経験の実績を積める
・新人が育てば業務を分散することができ、負担が減る
など

また「新人は失敗するもの」と割り切ることで気持ちが楽になることもあります。「モンスター新人」と遠ざけるのではなく、まずは「知る」ところから始めてみるのはいかがでしょうか。

この記事の筆者:三ツ橋 りさ
2006年4月、株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職情報誌『Womantype』の編集を経て、転職サイト『女の転職@type(現・女の転職type)』のUI/UX改善やサイトリニューアルなどに従事。13年4月~15年12月まで『女の転職@type(現・女の転職type)』の編集長に就任。産育休を経て16年11月より転職サイト『@type(現・type)』の編集長として復職。19年10月より2度目の産育休を取得し、21年5月に復職。21年6月から『type』編集長に就任し現在に至る。

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