「一般市民と政治家の格差」28カ国中5位……日本人が望む税金の使い道2位は「医療」、1位は?

イプソスは、世界28カ国2万630人を対象に「ポピュリズムに関するグローバル調査2024」を実施しました。日本人が望む税金の使い道1位は「貧困と社会不平等の緩和」。また、「一般市民とエリートの格差」を感じている日本人は75%に上りました。

世界最大級の世論調査会社イプソスは、日本を含む世界28カ国2万630人を対象に、「ポピュリズムに関するグローバル調査2024」を実施しました。調査期間は、2023年11月22日~12月6日です。

本記事では、日本人が望む「税金の使い道」や、日本人が感じている「一般市民とエリートの格差」についての調査結果を紹介します。

日本人が望む税金の使い道1位は「貧困と社会不平等の緩和」

希望する税金の使途
希望する税金の使途
日本人が最も望む税金の使い道は、「貧困と社会不平等の緩和」でした。これは「医療」「仕事の創出」「教育」「インフラ」といった他の選択肢を上回る結果となり、経済状況の改善を切望する日本人の様子を浮き彫りにしています。

「一般市民とエリートの格差」を感じている日本人は75%

一般市民とエリートの格差
「一般市民と政治や経済のエリートとの間に大きな格差がある」と感じている日本人は75%(28か国中5位)
日本人のうち75%が、一般市民と政治や経済に関わるエリート層との間に大きな格差が存在すると感じており、28カ国中で第5位に位置します。このような格差の認識が、「貧困と社会不平等の緩和」への願望として表れていると考えられています。
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