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第8話のあらすじ
吐血の症状について、セカンドオピニオンを受けに行った黒澤(吉田鋼太郎)は、肺に影があるという診断から余命1カ月を宣告されます。付き添ってもらった蝶子(大塚寧々)には、ストレスが原因とうそをつくも、蝶子はその後の黒澤の様子から心配が消えずにいました。その頃、春田(田中圭)・牧(林遣都)宅では、将来のことを考えて出費を減らそうと、牧が「ばしゃうまクリーンサービス」の契約終了を春田に提案します。
一方、残された時間の中でやりたいことをエンディングノートに書き連ねていた黒澤のもとに、六道(三浦翔平)が訪ねてきます。和泉(井浦新)に告白したことを報告し、結果は「おそらく玉砕です」と話す六道は、テーブルの上に置かれたままのエンディングノートに気付いて――。
翌日、春田の勤務先である「天空不動産」第二営業所は、第一営業所との統合が決まったことでドタバタモード。部長の武川(眞島秀和)に呼ばれた春田は、4月から係長補佐として頑張って欲しいと告げられ、「これって降格?」と動揺を隠しきれません。
その夜、春田と牧は家政夫の仕事を終えた黒澤に、契約終了を申し出ます。2人の決断を冷静に受け止め、家を後にする黒澤でしたが、心配して追い掛けてきた春田を目にし、抑えていた感情があふれ出します。すると、黒澤のバッグからエンディングノートが落ちて、春田に中身を見られてしまうのです。
武川を中心に、春田と牧、和泉、歌麻呂(金子大地)、ちず(内田理央)が集まった酒の席での話題は、もっぱら黒澤の体調について。「大切な人には会えるうちに会っておいた方がいい」という和泉の説得力ある助言から、牧は黒澤を囲んでホームパーティーをしようと提案します。
あれから六道からの告白が頭を離れない和泉は、再び社内の相談室に足を運びます。すると、その日の当番だった舞香(伊藤修子)から「恋は吹き出物」と処方せんを渡され、この気持ちが恋なのかと自問し始めます。
そして、訪れた黒澤の春田・牧家での業務最終日。先に家に帰ってきた牧に黒澤は、春田のことを頼む、と特製みそ汁のレシピを教えます。黒澤の業務時間内に帰宅が間に合わなかった春田。黒澤への不安が募り、思わず牧に泣きつくのでした。
黒澤を囲んでのホームパーティー当日。春田・牧家に集まった面々は、それぞれ持ち寄った料理を食べたり、ゲームをしたりと楽しい時間が過ぎていきます。パーティーを終え、春田が後片付けをしていると、黒澤が持ってきた紙袋の中に1枚のDVDが入っていることに気付きます。再生してみると、そこには黒澤から春田へのメッセージ動画が残されていて――。
今後の見どころとSNSでの反響
第8話は、余命宣告を受けた黒澤を巡り、大切な人との時間や残りの人生の生き方などについて、深く考えさせられた回となりました。中でも、和泉が語った「当たり前にあるものが明日もあるとは限らない」という言葉に、ハッとさせられた人も多かったのではないでしょうか。黒澤からのメッセージ動画について、X(旧Twitter)では「黒澤部長からの動画を観てて、もうもらい泣きですわ」「こんなビデオ見たら、はるたんでなくても泣きます」などの声が投稿されていました。
3月1日に放送される第9話は、早くも最終回! SNSではすでに最終回を惜しむ声や、最高のラストを期待する声であふれていますが、黒澤の今後をはじめ、和泉と六道の恋の行方など見どころ盛りだくさんとなりそうです。
『おっさんずラブ-リターンズ-』あらすじバックナンバー
・第7話・第6話
・第5話
・第4話
・第3話
・第2話
・第1話
この記事の筆者:柿崎 真英 プロフィール
2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを持つ。現在はローカルメディアでの活動を中心に、エンタメ・トレンド記事なども執筆。