All About ニュース編集部は、2023年12月20~29日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、千葉県市川市在住・34歳女性のエピソードを紹介します。
>【男女別内訳】1人暮らしの1カ月あたりの平均生活費を見る
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:34歳女性在住:千葉県市川市
同居人数:両親、自分
世帯年収:父3000万円、自分100万円
実家の間取り:3LDK
職業:アルバイト
生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:0円交際費:1万円
毎月のお小遣い:2万円
毎月の貯金額:1万円
貯金総額:12万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2023年)」によると、34歳以下女性の1カ月の平均消費支出は17万2242円です。そのうち、住居費の平均は3万7845ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた13万4000円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出る予定と結婚願望について尋ねると、両方とも「ありません」と回答しました。
「両親が存命中は頼った方が効率的に良い」
実家暮らしの理由については「障害のため」と回答。「私は障がい者です。1人で生活するよりも両親が存命中は頼った方が効率的に良いと思いこの選択をしています。両親がともにあの世に行くまでに、1人で自立して生活できるように貯蓄や資格取得に向けた勉強などに励んでいます」と現在の状況を説明してくれました。
現在の状況下において、最善の選択と将来を見据えた行動ができているのは実家だからこそのようです。
父親の収入が安定せず「毎月入れているお金よりもプラスで出す」
実家暮らしの生活については、「自分だけ帰りが遅い時間になる事が多く生活リズムが合わないので、帰宅時間が夜中になったりするとあまり物音を立てないように就寝準備をする事と、消灯時間を決められているため帰宅後にできる事が限られてしまうことです」と苦悩を打ち明けました。また、お金の悩みについて尋ねると「父親の仕事が安定せず収入がない月が続き、毎月入れているお金よりもプラスで出す事があります」と悩みを吐露しました。
それ以外にも「愛犬の病院代や病気になってしまった時に備えて毎月家族全員で積み立て貯金をしているのですが、生活費が足りない際にその貯金から工面されている」と別の悩みを告白。経済的な面では、入れている生活費の使い道に不満を抱えているようです。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。