櫻井翔さん主演、“獣”面をつけた謎の集団が空港を占拠するドラマ『新空港占拠』(日本テレビ系)。2月10日放送の第5話では、獣のキャストが全判明しました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第5話のあらすじ
川越署長(片桐仁)殺害の容疑をかけられた和泉(ソニン)。武蔵(櫻井翔)は無実を信じるものの、彼女のバッグからは空港を占拠する獣たちの仲間と思しき“犬”の面が見つかります。そんな中、獣からは和泉と人質の1人を交換するよう打診が。武蔵は警察の突入までに和泉の無実を証明すべく、志摩(ぐんぴぃ)、本庄(瀧内公美)とともに奔走します。
一方、空港では人質たちが獣から毒入りの水を飲まされていたと判明。解毒剤を9本渡されるが、人質の数より1本足りず。くじ引きで解毒剤を使用する順を公平に決めるはずが、パイロットの久留米(富川一人)が抜け駆け。しかし獣たちは1番クズな人間を決めるために行わせていた様子で、久留米を交換用の人質として連れていきます。
武蔵は川越が自殺したことを突き止め和泉の無実を証明したものの、警察は人質交換で目を逸らしSATを突入させる作戦を敢行。しかし全て獣によるわなで返り討ちに合い突入中止。獣は今まで流した暴露動画はフェイク映像、人質に飲ませた毒も単なる興奮剤で、全てはうそだったと明かします。さらに、30年前に武蔵の兄が失踪したのは、“山猫”が作り出したうそだとも。
獣は空港社長の天童(黒沢あすか)を連れてくると、彼女が5年前の事件でついたうそを解明するよう武蔵に指示。5年前の事件が百首神社で起きた殺人事件のことだと突き止めた武蔵と本庄は事件現場へ。その事件は空港建設反対運動と深い関わりがありました。武蔵は百首神社に祭られている十二支の獣の面を発見。すると突然、神主に襲われて――。
獣の素顔が全員明かされる一方、“山猫”の謎が深まる
空港建設反対派として活動していた百首事件の被害者遺族と加害者が獣のメンバーであることが判明。新たに龍(高橋メアリージュン)、兎(安斉星来)、羊(山本千尋)が素顔を明かし、これで空港にいる獣全員のキャストが明かされました。さらに龍の「絶対に逃がさない、山猫……」という言葉からは、獣の最終目的が黒幕“山猫”をあぶり出し復讐することである可能性が浮上。
一方、警察官・綾部(吉田健吾)に殺されそうになったところを謎の男(ジェシー)に「逃げろ」と救われた裕子(比嘉愛未)は、結局、謎の男とともに綾部に捕らえられてしまい危機は変わらず。謎の男は裕子に「お前は俺の愛する人を殺した」と主張し、それが空港占拠事件とどう関わって来るのかが気になるところ。
X(旧Twitter)では、素顔が判明していない鼠と犬、山猫に関する考察が殺到。「ジェシーは山猫をあぶり出すために龍に利用されてる?」「まさか山猫の十二支のなかに入れないって言葉“警察側だから”とかないよね?」「山猫が和泉さんなんだろうなって」「二葉(武蔵の姉)が山猫?」「山猫は本庄だと予想」などのコメントが寄せられています。
第6話では、武蔵たちが百首事件の解明を通して天童の罪を暴いていく中、獣たちの壮絶な過去と結成の目的が明かされる模様。真相解明にどれだけ近づいていくのか注目です。
『新空港占拠』あらすじバックナンバー
・第4話・第3話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。