花粉の侵入が4分の1になる? 今すぐ試したい、家に花粉を持ち込まないための対策とは

パナソニックは1月31日、「花粉」に関するアンケート調査の結果を発表。その結果と、同社エアーマイスター 福田風子さんによる花粉対策の方法を紹介します。(サムネイル画像出典:PIXTA)

家に花粉を持ち込まない! 今すぐしたい4つの対策

福田さんによれば、家の中に花粉を持ち込まないために、以下の4つの対策が重要といいます。

●外出先から花粉を持ち込まない
花粉の侵入経路として最も多いのが玄関。外から入ってきた人の衣類や髪に付着したまま、家に持ち込まれてしまうといいます。

本来であれば、花粉は重いため、それほど奥まで侵入することはありません。しかし、この落ちた花粉が人の靴下やスリッパに付着してしまうことで、リビングまで花粉が持ち込まれてしまうとのこと。

そのため、玄関での対策はとても重要となります。ハンディサイズのクリーナーや専用のブラシを用意して、家の中に入る前に付着した花粉を取り除きましょう。また、ウールやフリースと比べ、表面がツルツルした服は花粉が付きにくいので、そのような服を選ぶのもよいそうです。

●洗濯物を外に干さない
洗濯物を外に干すと、花粉が付着してしまいます。外干しをやめて部屋干しに切り替えるのがおすすめです。また、洗濯乾燥機や衣類乾燥除湿器、浴室乾燥機を使うほか、エアコンの衣類乾燥モードを使うのもよいとのことです。

●換気は窓の開け幅を10センチ程度にする
窓を開ける幅を10センチ程度にし、レースのカーテンを使えば、屋内への花粉の流入をおよそ4分の1にすることができると言います。

●床掃除をこまめに行う
掃除機を使うと、床にたまった花粉が舞い上がってしまいます。先に水拭きをしてから掃除をするようにしましょう。また、床掃除に雑巾を使った際は、しっかり洗うことも大切です。

エアコンと空気清浄機の併用も効果的

福田さんによれば、エアコンと空気清浄機を併用することも、花粉対策として効果的とのこと。部屋の上の方はエアコンが、下の方は空気清浄機を使うことで、空気清浄機を単独で使うよりも集じん能力が上がるといいます。同社によれば、18畳の部屋の場合には、集じん完了までの時間を約20%短縮できるということです。

併用する際の最適な配置は、季節によって変化します。
冬のエアコンと空気清浄機の配置 ※画像出典:プレスリリース
冬のエアコンと空気清浄機の配置 画像出典:プレスリリース
冬はエアコンの風向きを下に設定し、空気清浄機をエアコンの反対側に置くようにしましょう。このようにすれば、高い位置から空気をきれいにする気流ができるということです。
夏のエアコンと空気清浄機の配置 ※画像出典:プレスリリース
夏のエアコンと空気清浄機の配置 画像出典:プレスリリース
夏は反対に、エアコンの風向きを上にし、エアコンの下に空気清浄機を置くようにしましょう。これにより、天井を伝って下に落ちる大きな気流を作ることができます。
記事に戻る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    アカデミー賞有力『ANORA アノーラ』が、“R18+指定”映画史上最も万人に勧められる理由

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    日本人より外国人富裕層? ホテル雅叙園東京「結婚式キャンセル」の裏で進行する「高級ホテル化計画」

  • 世界を知れば日本が見える

    「外国人街化」する日本の名所。海外のオーバーツーリズム事例に学ぶ、観光客に“ナメられない”対策とは

  • AIに負けない子の育て方

    「中学受験からの撤退」を決断する前に考えておくべき、後悔しないための判断基準