『厨房のありす』第2話 こだわりの強いありすが誰かと一緒に暮らすことで成長を見せる感動回

2024年1月21日から放送がスタートしたドラマ『厨房のありす』。第2話のストーリーをおさらいし、今後の見どころを紹介します。(サムネイル画像出典:日本テレビ系『厨房のありす』公式サイト)

門脇麦さんが主演を務めるドラマ『厨房のありす』(日本テレビ系)が2024年1月21日からスタートしました。“カメレオン女優“とも称される門脇さんが自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人を見事に演じ、注目を集めています。この記事では、そんなこのドラマの第2話をおさらいし、今後の見どころやSNSでの反響についても紹介します。

>前回(第1話)のあらすじはこちら

第2話のあらすじ

ありす(門脇麦)と父親の心護(大森南朋)が暮らす八重森家に、ありすの店で住み込みバイトとして働く倖生(永瀬廉)が加わり、3人での新生活がスタート。

独自のこだわりを持つありすの生活には、朝食のメニューや使う食器の色、調味料を置く位置などさまざまなルールが。倖生は、それらを1つ1つ覚えようと努力します。

突然大きな音を耳にすることも苦手なありす。買い出しの道中、近くで鳴り響くクラクションの音に、ありすはパニックに。どうにか落ち着かせようと、倖生が背後からありすの耳をふさごうとすると、さらにパニックになってしまい……。そんな一部始終をありすの親友・和紗(前田敦子)に報告した倖生は、ありすが背後からの接触も苦手としていることを知ります。
画像出典:日本テレビ系『厨房のありす』公式サイト
画像出典:日本テレビ系『厨房のありす』公式サイト
店の営業が始まると、常連の雅美(伊藤麻実子)が浮かない顔で来店。テーブルに着くなり、「もう限界だわ。離婚しようかな」と、夫への不満を募らせます。そんな雅美にありすが提案したのは、ストレスを吹き飛ばす「牡蠣のクリーミーグラタン」。ありすの得意分野である化学の知識と栄養素の働きを掛け合わせて、絶品メニューを作り出します。

その頃、心護は研究室に居合わせた生徒の山口礼央(橘優輝)と野村栄太(堀野内智)、出入り業者の百花(大友花恋)に、倖生が住み込みでバイトを始めたことを報告。すると百花から、倖生がありすの近くにいることで男女の関係になる危険性があるのではないかとそそのかされ、一気に焦り出します。

当の本人、倖生はありすから求められる大量のルールに、頭が追い付かずパンク寸前。和紗に相談を求めると、ありすとの学生時代のエピソードとともに、信頼関係を築くことの大切さを説かれます。

その翌日、和紗は夫・金之助(大東駿介)がキャバ嬢とアフターで飲みに行ったことに、「もう一緒に暮らせない」と怒り心頭。一緒にいた雅美も、夫と家事分担が原因で大ゲンカしたことを明かし、離婚をちらつかせます。そんな2人の話を聞いていたありすは、ルールを覚えない倖生と重ね合わせるのでした。

その夜、ありすは和紗が離婚してしまうのではないかと不安を露わにします。その不安定な精神状態にとどめを刺すかのように、倖生が元に戻した調味料の位置がルール通りではないことに気付いたありすは我慢の限界に。思わず家を飛び出し、和紗に泣きつきます。

和紗と話すことで頭を冷やしたありすは、倖生と一緒に暮らしていくため、自分のルールに折り合いをつけようと考え直すのです。

今後の見どころとSNSでの反響

画像出典:日本テレビ系『厨房のありす』公式サイト
画像出典:日本テレビ系『厨房のありす』公式サイト
第2話では、こだわりの強いありすが倖生という新たな”家族“と暮らすことで生まれる葛藤とどう向き合っていくのかが、親友の和紗や常連の雅美の夫婦関係も織り交ぜながら描かれた内容でした。

誰かと一緒に暮らしていれば、どこかで衝突することもあるかもしれません。その時に、互いが譲り合って協力する姿勢を見せることの大切さを教えてもらったような気がしました。

放送を終えて、X(旧Twitter)では「厨房のありす優しい世界でいいな」「日曜日の夜、家族で観るにはすごく良いと思う!発達障害やセクシャルマイノリティの枠を超えて”個の力"を理解しようとする温かい日常。様々な方に観て拡がって欲しい!」などの声が寄せられています。

エンディングでは、ありすと心護は血が繋がっていない親子ということが判明。実の母親は、五條製薬CEOの娘・五條蒔子(木村多江)であることをありすは知りつつも、心護から「ありすのお母さんは事故で亡くなった」と聞かされているため、それを信じたふりをしていると明かしていました。徐々に明らかになっていく、ありすの秘密が気になります……!

『厨房のありす』あらすじバックナンバー

第1話

この記事の筆者:柿崎 真英 プロフィール
2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを持つ。現在はローカルメディアでの活動を中心に、エンタメ・トレンド記事なども執筆。
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