2月に入ると百貨店もバレンタイン一色に! 毎年個性的なチョコレートが並ぶ松屋銀座では、2024年2月2日(金)~14日(水)、8階のイベントスクエアで「GINZA バレンタインワールド」が開催されます。
銀座松屋でしか手に入らない25種類の限定品
今回のテーマは「チョコと楽しむ食体験」。25種類の限定商品がそろい、2023年に好評だった実演販売、イートインスペースも過去最多のブランド数で登場。加えて4年ぶりにショコラティエやチョコレートの識者によるチョコレートセミナーが開催されるなど、他の百貨店とはひと味違うイベントとして2024年も盛り上がりそうです。
先日行われた事前お披露目会に参加した著者が注目したのは、「国産食材を駆使した和チョコレート」。25種類の松屋銀座限定商品の中で、日本人でも知らないような和の食材や、珍しい組み合わせの使い方をしているチョコレートが目立っているのです。中でもおすすめを5つご紹介しましょう。
国産食材を駆使した和チョコレート5選
1.〈浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)〉ボンボンショコラアソート10(10個入り)4320円
青森県弘前市のクラフトチョコレート専門店による、青森産の食材を数多く使用したボンボンショコラの詰め合わせ。強い香りが魅力の青森のハーブ農場のミントをはじめ、カシスとベルベーヌ、弘前の唐辛子・清水森ナンバとカカオなど、他にはない香りの組み合わせが印象的。シェフいわく、「単体でも魅力的だけれど、組み合わせることによってよりドレスアップした味わいになる」とのこと。
2.〈ファミー バイ ミホ サトウ〉
little heart(6個入り)2801円
シェフの出身地、北海道の恵みが使われている初登場のボンボンショコラ2種の限定アソート。1つは北海道産蝦夷ベリー(ハスカップ)のジャムを閉じ込めた「red Heart」。もう1つは広島産のレモンのジャムと積丹半島で醸造されているクラフトジンを使ったガナッシュ(チョコレートクリーム)の、2層仕立ての「yellow Heart」。ひと口で、他にはないまろやかなレモンの味わいのとりこに!
3.〈ユニ マサハル コウヅマ〉
ボンボンショコラ 柑橘アソート(5個入り)3240円
国産のベルガモット、レモン、ゆず、ライム、ネーブルオレンジを、ジュレやパートドュフリュイ(ゼリー)、ガナッシュ、キャラメルなど、さまざまな加工法でハーブやナッツと組み合わせ、ボンボンショコラに仕上げたセット。口に含むとさまざまな柑橘(かんきつ)系の香りが広がります。スッキリとした味わいが好きな人におすすめ。
4.〈アマゾニア〉
ジャングルBOX(6個入)3001円
国内外のコンクールで賞を手にしているショコラティエールの手掛ける動物をモチーフにしたボンボンショコラ。シェフの出身地、新潟の連年記念物であるトキをモチーフにしたチョコレートには、新潟のブランドいちご・越後姫を使用。
5.〈オランジェ キカキ〉
厚切り早生みかんオランジェット(2~3枚入)864円
オレンジピールをチョコレートでコーティングしたフランス菓子、オランジェット。それを愛媛県宇和島産の早生みかんとタイ・チェンマイ発のチョコレートで作ったのが「厚切り早生みかんオランジェット」です。なんといってもみかんの厚みが個性的! 肉厚なのでよりジューシーに仕上がり、食べごたえもある一品です。
ブランドによってはシェフの出身地の「なじみ」のフルーツを使うなど、地元のPRという思いも込められていますが、昨今の原材料の価格上昇や輸送費の値上げラッシュも、国産食材を多用する大きなきっかけだったよう。
価格を抑えられる以外にも、「生産者との距離が近いので密に連絡が取れ、理想的な食材が手に入る」「旬の情報が入ってくる」「地産地消」「新鮮な食材を入手できる」など数々の利点があるそう。
使われている材料が新鮮! 普段スイーツにそこまで意識しないポイントですが、改めて考えると購買意欲がそそられます。フレッシュなチョコレート。今年は松屋銀座で求めてみてはいかがでしょうか。
この記事の執筆者:藤丸 由華 プロフィール
東京のラジオ局のアナウンサー時代を含め約30年、東京にこだわった取材を敢行。取材した都内のスポットは2000以上。2008年に独立し、現在はAll About東京ガイド、フリーアナウンサー、2足のわらじで活動。