今回は、電子レンジの掃除でやってはいけないことについて、「All About」デジタル・白物家電ガイドのコヤマタカヒロが解説します。
(今回の質問)
電子レンジ掃除で「やってはいけないこと」「使ってはいけないもの」ってありますか?
(回答)
電子レンジの掃除は庫内が十分冷めてから。アルコールやシンナー、金属たわしやメラミンスポンジは使用不可です。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
シンナーやアルコールを使うと引火する可能性も
電子レンジの掃除は庫内が十分に冷めてから行いましょう。早く拭き掃除をしたいからといって、熱い庫内に水を掛けたり、濡れたふきんなどで冷やすのはNG。電源プラグを抜いて、十分に冷めてから行いましょう。電子レンジの中がひどく汚れている場合、強力な洗剤やスポンジなどが使いたくなると思います。しかし、こちらもNG。庫内側面や天井などの塗装・コーティングを剥がしてしまうことになります。また、シンナーやアルコール、ベンジンなどは可燃性があるため、非常に危険。きれいに拭き取ったつもりでも加熱時に引火してしまう可能性があります。基本的には台所用の中性洗剤以外は使えないと考えておきましょう。
庫内を拭くのは固く絞ったぬれふきんか、柔らかいスポンジで。硬いスポンジを使ってしまうと、中に入った研磨剤で塗装やコーティングにダメージを与える恐れがあります。
附属の角皿やトレー、焼き網などは、メーカーによって洗い方が異なります。特にクリームクレンザーやメラミンスポンジの使用の可否はマニュアルでチェックしましょう。
センサーやゴム部分は慎重に
濡れふきんなどで庫内を拭くときに注意したいのが、センサー部やヒーター管(露出している場合)などに触れないことです。これらに強い力が加わるとうまく動作しなくなる可能性があります。また、テーブル部にゴムが配置されているオーブンレンジの場合、ゴム部分を強くこすらないように気をつけましょう。
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この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。