【埼玉県民リポ】全世代の“夢の国”が埼玉に!? 「緑の中のファミリーランド むさしの村」が染みる

埼玉県・加須市にある遊園地「むさしの村」。公式Webサイトが「ここは、ひとりひとりの夢がかなう魔法の国」と語るように、そこはまさに、全世代の“夢の国”だった……!?

「ここは、ひとりひとりの夢がかなう魔法の国」。東武伊勢崎線加須駅からタクシーで10分ほど(3〜11月の日曜・祝日は無料送迎バス運行日あり)、埼玉県・加須市にある「緑の中のファミリーランド むさしの村」にたどり着きました。

全世代の“夢の国”、「むさしの村」!

むさしの村ゆうえんち
「緑の中のファミリーランド むさしの村」のエントランス
例えば、子どもにとって、アトラクションの身長制限とは一瞬で夢から冷める恐怖の判定ですが、ここ「むさしの村」のアトラクションは、保護者の付き添いがあれば0歳から乗れるものばかり。
むさしの村ゆうえんち
唯一ハードルが高い「サイクルコースター」は5歳から
身長が足りなくて泣き叫ぶ子どもに「大きくなって来年は乗ろうね~」と慰めの言葉をかける必要がないのです。
むさしの村ゆうえんち
エントランスを入ってすぐの「サイクルモノレール」

意外にも“ハード系”アトラクションが豊富?

皆さんは、“ハード系アトラクション”といったら、どんなものを想像しますか? 「むさしの村」の“ハード系アトラクション”は、断然「おもしろ自転車」です。
むさしの村ゆうえんち
珍しい自転車を15分間こぎ続ける「おもしろ自転車」
珍しくてこぎにくい、前に進むのもひと苦労な自転車(進みやすいものもあります)を15分間自力でこぎ続け、コースをぐるぐる回る“超ハード系”なのです。
むさしの村ゆうえんち
「サイクルモノレール」からの眺め。開放感たっぷり
 「むさしの村」では、エントランス前の「サイクルモノレール」や観覧車下の「アニマロッコ」など、自力で動かさなきゃゴールできないよ! というツンデレなアトラクションも印象的です。
むさしの村ゆうえんち
ちょっと大人(といっても小学生以上向け)なアトラクションゾーン

「メリーゴーランド」が心に染みすぎる……

「メリーゴーランド」では、スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』でもおなじみの荒井由実(松任谷由実)さんの『ルージュの伝言』がBGMとして流れ続けます。
むさしの村ゆうえんち
2階建ての「メリーゴーランド」。大人も結構乗っている
「スカイエレファント」では、やはりジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主題歌『いつも何度でも』がBGMとして流れており、くるくる回るゾウのアトラクションと「生きている不思議~……」の歌詞が、妙に染みます。
むさしの村ゆうえんち
手作り感が逆におしゃれな「ゴーカート」

遊園地に映えるネギと大根

さて、園内には両脇にネギと大根を抱える人、両サイドにやはり同じくネギと大根が刺さっているベビーカーがちらほらと見え始めました。
むさしの村ゆうえんち
野菜収穫体験ができる「わくわくファーム」。ずらりと並んだネギが……
農協の特売でもやっているのか? と、ネギと大根を抱える人たちの足取りを逆流してみると、たどり着いた場所は「わくわくファーム」なる広々とした畑。「むさしの村」では、公式Webサイトでも“遊園地で農業体験”をうたっているように、いちご狩り、ジャガイモ掘り、栗拾いなど、四季折々の野菜を収穫体験できるところが大きな魅力の1つなのです。
むさしの村ゆうえんちおみやげ
オリジナルのお土産も充実している!
今はちょうどネギに大根……子ども以上に大人がうれしい野菜収穫に心が踊ります。

穏やかで温かい空気感……それが「むさしの村」!

むさしの村ゆうえんち
むさしの村の広大な景色を眺めることができる「大観覧車」
埼玉県内の15のJA(農業協同組合、通称:農協)と共同運営されている「むさしの村」。独特のゆる〜い空気感は、割と高齢の方も多い、穏やかで物静かな雰囲気のスタッフの方々の影響が大きいかもしれません。

女子高校生が某有名遊園地の「ホーンテッドマンションのキャストになりたい!」と夢見るのと同じように、日が暮れていく園内を眺めながら、「ゆくゆくは、むさしの村のスタッフになるのもアリだ……」と淡い夢を抱くのでした。

この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】