All About ニュース編集部は、2023年12月20~29日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、長野県長野市在住・53歳男性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:53歳男性在住:長野県長野市
同居人数:母親、自分
世帯年収:母親120万円、自分250万円
実家の間取り:一軒家3LDK
職業:物流倉庫作業
生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:10万円交際費:8万円
毎月のお小遣い:3万円
毎月の貯金額:2万円
貯金総額:120万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、35〜59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万9753円です。そのうち、住居費の平均は2万9396円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
回答者に、実家を出る予定や恋愛・結婚について聞くと両方とも「ない」と話しました。
「食事も母親が作ってくれる」独身で、実家を出る理由がない
現在、実家暮らしをしている理由を聞くと、「勤めている会社が家から近いので通勤時間がかからないので便利」と、通勤面での利便性を明かしました。「食事も母親が作ってくれるので助かります。それと独身なので掃除や洗濯等面倒な事もしてくれるので気楽に生活出来るのでありがたいです。たまに自分でも料理を作って食べさせてあげることが出来るので母親も喜んでいます」とも語っており、実家での生活のメリットも説明してくれています。
「お金の管理は母親がやっているため、少し面倒な時がある」
実家暮らしでは「特にこれといった苦労は無い」と明かす一方で、「母親が足があまりよくないので買い物に行く時は一緒について行かなければならないので少し面倒な事があります」とも話しました。また「たまにひとり暮らしがしたいと考える時があり、自由に暮らしてみたい時があります」とも思っているようで、現在の生活とは違う環境に身を置きたいという気持ちがうかがえます。
経済的な苦労を尋ねると「お金の管理は母親がやっている」と告白。そのため「趣味や娯楽等に使うお金は母親から貰うことになっているのでいちいち報告しなければならないので少し面倒な時があります」と、自由に使えないことを苦悩に感じているようです。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。