本記事では、100年前の1924年(大正13年)に人気だった「男の子の名前」ランキングを紹介します。なお、調査は1989年時点における加入者を対象に行ったものです。
>10位までのランキング結果を見る
2位:茂
2位は「茂」でした。主な読み方は「シゲル」です。大正時代には常にトップ10にランクイン。昭和が始まると、人気は一時的に落ち着きを見せます。1945年の終戦を経て、「勇」や「勝」はトップ10から外れ、「博」や「茂」が再び注目されるように。特に「茂」は、1946年に内閣総理大臣に就任した吉田茂元首相の影響が大きかったと考えられています。1947年から1959年までトップ10に入り続けるほどの人気ぶりでした。
1位:清
1位は「清」でした。主な読み方は「キヨシ」です。大正時代には15年間のうち、9回も1位に輝き、さらに5回は2位にランクインするなど、圧倒的な人気を誇りました。その人気は昭和に入っても衰えることなく、1955年までの長い期間にわたって常にトップ10に名を連ねています。なお、1955年には「清」が9位で、「茂」が3位にランクインしていました。