そんな人気ドラマの新シリーズが1月5日から放送をスタート。5年ぶりの続編ということで、放送直後からSNSではファンによる歓喜の声が多数投稿されていました。
この記事では第1話のストーリーをおさらいし、今後の見どころやSNSでの反響についても紹介します。『おっさんずラブ』を初めて見るという人にも分かりやすいよう、これまでのエピソードも交えながら、まとめていきます。
第1話のあらすじ
第3シリーズとなる今作の物語は、田中圭さん演じる主人公の春田創一と、第1シリーズの最終回で見事結ばれた林遣都さん演じる牧凌太の新婚生活を中心に描かれます。劇場版のストーリーから続くかたちで、シンガポール勤務を終えて天空不動産本社に戻ってきた牧。ようやく新居での結婚生活が送れるようになったものの、春田の家事能力は第1シリーズで描かれた同居時代と相変わらずの上達のなさ。
ホテルリゾート本部の課長に昇進した牧は、会食や出張が多い日々を送り、さらに帰宅後や休日にも仕事のために時間を割く激務ぶり。そんな中、牧は春田の家事に対する姿勢に、春田は2人の時間が取れないことに、互いに不満を募らせていきます。
そして、ある日その不満が爆発するように、ケンカをしてしまう春田と牧。そこにちょうど、児嶋一哉さん演じる荒井鉄平が営む「居酒屋わんだほう」に忘れた春田のスマホを届けに、内田理央さん演じる鉄平の妹・荒井ちずがやって来ます。2人の言い分を聞き、ちずが提案したのは家事代行サービスでした。
利用に否定的だった牧を春田が説得するかたちで、紹介してもらった「ばしゃうまクリーンサービス」をおためし利用することに。当日、担当家政夫として現れたのは、天空不動産を早期退職してから音信不通になっていた、吉田鋼太郎さん演じる黒澤武蔵でした。
最高ランクである“ユニコーン家政夫・兼エリア統括部長”を務め、世界中からオファーが殺到しているという黒澤は、ハイレベルな家事スキルを披露。その間も、変わらず無邪気な春田に対して、終始よそよそしい態度で接します。
春田・牧宅での2度目の家政夫業務の際も、春田と2人きりにもかかわらず距離を置いた様子を見せる黒澤。その裏には、再び燃え上がる春田への“禁断の恋心”が関係していたのです……!
今シリーズでは、新たなキャラクターも登場! 中途採用で天空不動産に入社し、春田の部下となった井浦新さん演じる和泉幸と、キッチンカーでおかかおむすび専門店を営む、三浦翔平さん演じる謎の男・六道菊之助です。ストーリーの終盤では、この謎の男が和泉と関係があることも匂わせています。
今後の見どころとSNSでの反響
シリーズ開始当時は33歳だった春田も今作ではアラフォーとなり、東京第二営業所の係長に。そんな春田を巡ってはこれまで、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ上司の黒澤武蔵と、イケメンでドSな後輩の牧との三角関係が見どころとなっていました。今シリーズの第1話では、牧と結婚した春田を忘れるために黒澤が天空不動産を早期退職し、かつての部下たちとも一切連絡を取っていなかったことが明かされています。そんな黒澤に、運命のいたずらとも言えるような春田との再会が訪れたことで、2人の関係が今後どうなっていくかが見どころとなりそうです。
また、シングルマザーとなり仕事と育児の両立に悩むちずや、牧と別れてから恋愛迷子になってしまった眞島秀和さん演じる武川政宗、2世帯住宅で暮らし始めた金子大地さん演じる栗林歌麻呂と大塚寧々さん演じる蝶子夫妻、4人家族になった伊藤修子さん演じる荒井舞香と鉄平夫妻など、第1シリーズから登場するキャラクターたちの今後も気になるところ。
そんな新シリーズの初回放送を終えて、X(旧Twitter)では「本当に5年待った甲斐がありました!!」「これを見るために私生きてきたんだと思う。あー幸せだなーーー」「これがオタク達の初夢じゃありませんように」など、喜びの声が数多く寄せられていました。
さらに、TVerで限定配信中のスピンオフドラマ『春田と牧の新婚初夜』も、公開直後からファンの間で話題を集めています。
新シリーズも、エンジン全開で視聴者を楽しませてくれること間違いなしの『おっさんずラブ-リターンズ-』。第2話に期待が高まります!
この記事の筆者:柿崎 真英 プロフィール
2019年よりフリーランスライター・エディターとして活動。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを持つ。現在はローカルメディアでの活動を中心に、エンタメ・トレンド記事なども執筆。