Web会議のセキュリティーリスクって? 今すぐできる対策方法はある? 【専門家が解説】

コロナ禍をきっかけに普及した「Web会議」のセキュリティー問題について、「All About」インターネットサービスガイドの福田正人が解説します。

Web会議におけるセキュリティー上のリスクは?
Web会議におけるセキュリティー上のリスクは?
コロナ禍をきっかけに、Web会議の機会が増加した企業も多いのではないでしょうか?

そんな「Web会議のセキュリティー問題」について、「All About」インターネットサービスガイドの福田正人が解説します。
 

(今回の質問)
Web会議におけるセキュリティー上のリスクは? 対策方法はある?

(回答)
不正アクセスやアカウント流出による、なりすましや盗み聞き、情報漏えいのリスクがあります。利用場所を限定する、会議室ごとに新規URLを発行する、会議に参加可能なIPアドレスを指定するなどのセキュリティー対策をとりましょう。

 
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

Web会議でのセキュリティーリスクはどのように発生するか

Web会議には端末があればどこにいても参加できる利点がありますが、不特定多数の人がいる場所で行う場合、内容を盗み見、盗み聴きされたり、共有データが不正にダウンロードされたりする恐れがあります。

また、端末を外出先に持ち出すことで紛失や盗難が起こり、結果的にアカウントが流出する事態に発展する可能性も。

さらに、Web会議は実施時に会議室のURLを発行・配布しますが、配布する際に誤送信などによって参加者以外に知られる可能性もあります。

今すぐ取り組むべき「セキュリティー対策」5選

Web会議におけるセキュリティー対策として、以下のような方法が挙げられます。

■外出先でのWeb会議参加時のルールを策定する
外出先でのWeb会議参加時のルールを取り決めておきましょう。例えば、個室の貸しスペースを利用する、ヘッドセットを装着するなどが挙げられます。また、公共の無料Wi-Fiは不正アクセスのリスクが伴うため、利用しないなどの対策も有効です。

■会議室ごとに新規URLを発行する
同じURLで繰り返し会議を行っていると、URLが流出した際に第三者による不正アクセスが起こる可能性が高くなります。手間がかかっても、Web上の会議室を使い回さず、その都度作成し、URLを参加者に配布することでリスクを減らすことができます。

■会議室ごとにセキュリティーコードを設定する
Web会議に参加するにはURLが必要になりますが、会議システムによってはこれとは別にセキュリティーコードを発行することができます。URLが流出した場合でも、セキュリティーコードを設定していれば第三者によるアクセスを制限することができます。

■Web会議にアクセスできるIPアドレスを指定する
IPアドレスとは、ネットワークに接続した通信機器に割り振られる識別番号です。Web会議にアクセスできるIPアドレスを指定しておくことで、アカウントが流出した場合でも、登録されていないネットワークからのアクセスを拒否することができます。

■端末のセキュリティー対策を実施する
Web会議に利用する端末のセキュリティー対策を実施することも重要です。OSやソフトウェアのバージョンを最新の状態にアップデートし、ウイルス対策ソフトを導入するなどの対策を徹底しましょう。
 
この記事の筆者:福田 正人
ソーシャルメディアやアプリを活用したインターネットサービスについてウェブ記事を執筆。また、海外ニュースの翻訳も行う。
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