「自由が丘のお隣さん」は、ゆっくり時が流れてた。東横線「都立大学」駅には何がある?
名前は知っているけど降りたことがない、何があるのか分からない……。そんな「意外と知らないあの駅」の駅前を、All About ニュースの編集部が紹介します。今回取り上げるのは、東急東横線の都立大学駅です。
名前は知っているけど降りたことがない、何があるのか分からない……。そんな「意外と知らない駅」の駅前を、All About ニュースの編集部が探索して紹介します。
今回紹介する駅は、東急東横線が乗り入れる都立大学駅。にぎやかな自由が丘駅と学芸大学駅の間に位置するものの、急行電車が停車しないこともあり、降りたことがない人も多いかもしれません。
一体どんな町なのでしょうか? 都立大学駅の物件を検討している人も、都立大学駅での暇つぶしを探している人も必見です。
都立大学駅の基本情報:家賃相場はいくら?
東京都目黒区に位置する都立大学駅は、東急東横線が乗り入れる駅。両隣の駅は、東急大井町線が乗り入れる自由が丘駅と、学芸大学駅です。
駅名の由来は、かつてこの地に存在した「東京都立大学」(現在は東京都八王子市に移転)。「都立大学」という名称ながら、現在は大学の最寄り駅ではないので、受験の予定があるうっかりさんは注意したほうがよさそう。ちなみに、1927年の開業当時は柿の木坂駅という名称でした。
家賃相場は、駅徒歩10分以内、築年数10年以内だと、ワンルームで10.6万円、1LDK15.3万円、2LDK19.7万円(SUUMO、2023年12月13日閲覧)となっています。
アットホームな商店街。ゆるりと買い物を楽しめそう
早速改札を出て、都立大学駅の探索を開始!
改札を出ると、商店街を発見。北口から目黒通りに向かって伸びているのが「富志美会」、駅南に広がるのが「平町商店街」です。
セブン-イレブンなどのコンビニから、松屋や吉野家といったチェーンの飲食店、個人経営の教室まで、幅広いジャンルのお店が並んでいます。高級住宅街に近い都立大学駅の商店街ながら、随所に庶民的な雰囲気も。のんびりマイペースに買い物が楽しめそう!
商店街から駅の方に戻ってみると、高架下にも複数の店舗が! ここは2015年に開業した「トリツナード」と呼ばれる商業施設。コーヒーショップから卵専門店まで、個性豊かなお店が軒を連ねています。木をベースにした落ち着いた雰囲気で、テラス席でゆったりと食事を楽しむ人の姿もありました。
まったりと過ごせる緑道と公園
トリツナードを物色していると、近くに小さな公園のようなエリアを見つけました。ここは、世田谷区深沢から緑ヶ丘まで伸びる「呑川緑道」。ベンチや遊具もあって休憩にも最適です。トリツナードや商店街でなにかテイクアウトして、この緑道で楽しむのもよさそう!
少し駅から歩いてみると、大きな公園が。めぐろパーシモンホールや図書館を併設した「めぐろ区民キャンパス公園」です。八王子市に移転した東京都立大学の跡地に整備された公園で、小川も流れるのどかな雰囲気。ああ、このままここで1日中ゆっくりしていたい……。無邪気に駆け回る子どもたちがうらやましくなってきたので、そろそろ駅に戻ることにしましょう。
終電を逃しても安心。タクシーも拾える目黒通り
駅へと戻る途中、大きな道路を渡ります。ここは、東京都港区から世田谷区までを結ぶ目黒通り。正式名称は「東京都道312号白金台町等々力線」です。タクシーも簡単に拾えそうなので、うっかり終電を逃しても安心ですね。
落ち着きのあるやすらぎの町、都立大学
意外と降りたことがなかった都立大学。その正体は、ゆったりとした時間が流れるやすらぎの町でした。
にぎやかなオシャレタウン自由が丘、活気あふれるグルメな学芸大学に遊びにいくのもいいけれど、その間の都立大学で途中下車してみるのもよいかもしれません。