本記事ではその結果とともに、医師の早坂信哉先生によるヒートショックの解説と、パナソニック エアーマイスター 福田風子さんによる冬場のエアコン活用法を紹介します。
睡眠時のエアコン暖房は何度が正解? 寝室でのヒートショックを防ぐ、冬場の快眠環境の作り方
パナソニックは12月7日、「自宅の断熱性と冬の睡眠」に関するアンケート調査の結果を発表。その結果と、同社エアーマイスター 福田風子さんによる冬場のエアコン活用法を紹介します。(サムネイル画像出典:PIXTA)
2023.12.18
冬本番といった気候になりつつある12月。家の中でも寒さに苦しんでいる……という人も少なくないのではないでしょうか。
エアコン「Eolia(エオリア)」を製造販売するパナソニックは12月7日、20~60代の男女556人を対象に行った「自宅の断熱性と冬の睡眠」に関するアンケート調査の結果を発表(調査期間:2023年11月17~18日)。
本記事ではその結果とともに、医師の早坂信哉先生によるヒートショックの解説と、パナソニック エアーマイスター 福田風子さんによる冬場のエアコン活用法を紹介します。
「家の中でも寒いと感じることがあるか」を聞くと、「頻繁にある」と回答した人が47%、「たまにある」と回答した人が41%と、合計88%の人が家の中でも寒さを感じていることが分かりました。
併せて聞いた「自宅の断熱性に満足しているか」という調査を見ると、「満足している」と回答した人が27%にとどまる一方で、「不満」と答えた人は41%に上っています。
まもなく突入する年末年始シーズン、普段暮らす家のみならず、帰省する実家の寒さも気になるところ。「帰省した際、実家の寒さを感じたことがあるか」と聞くと、約8割が実家の寒さを感じていることが分かりました。
家の中が寒いとなると、困るのが睡眠。健康に冬を過ごすためにも、エアコン暖房を睡眠時にも活用したいものですが、冬の睡眠時にエアコンを使用している人は4割程度にとどまっています。6割は睡眠時に暖房を使用していないとのことです。
室温の低さが引き起こすのは、睡眠の質の低下だけではありません。命を奪うヒートショックの危険性も高めてしまいます。実際に7割近くの人が自身や家族のヒートショックを心配しているよう。
しかしその一方で、ヒートショック対策を日常的にしている人はわずか21%にとどまっています。
同社は合わせて、全国47都道府県の「冬の睡眠時の平均室温」についても調査。最も寝室の室温が高かったのは沖縄県で20.1℃でした。2位は意外にも、寒いイメージのある北海道となっています。WHOは睡眠時の室温を18℃以上にすることを推奨していますが、47都道府県中わずか2つの地域しか基準を満たしていないことが明らかになりました。
本記事ではその結果とともに、医師の早坂信哉先生によるヒートショックの解説と、パナソニック エアーマイスター 福田風子さんによる冬場のエアコン活用法を紹介します。