実はかなりの親日国ポーランド! 現地の観光地を巡りながら「日本の印象」を聞いてみた
東欧のポーランドは実は知られざる親日国です。先ごろ、プレスツアーに参加し、ワルシャワやグダンスク、トルンなどポーランド各地を巡りながら日本に対する印象を現地で聞いてきました。美しいポーランドの様子と合わせて紹介します。
そして日本といえば、やっぱりアニメ!
最後は首都ワルシャワへ。ワルシャワ大学の日本語学科があるのは、かつてショパンが暮らしていた建物で、壁には記念碑があります。ここで日本語を学んだというワルシャワの観光ガイドさんは「日本人は温かいと思いますね。日本文化の奥深さも魅力です。陶器や生け花、建築、芸術など、美的感覚に惹かれます」と話します。
今回いろいろな場所で「日本といえば?」という質問をしたのですが、多かったのが「マンガが人気だよ」という声。アニメやコスプレのお祭りもあるそうで、若い人たちが日本語を勉強したい動機の1つにもなっているようです。
ワルシャワのマンガ専門店をのぞくと、『NANA』(集英社)『ノラガミ』(講談社)などの日本のマンガやフィギュアなどがずらり。私が訪れたときは20歳前後の男性グループがいましたが、幅広い年齢の人が来店するそう。店員さんに店で1番人気のマンガを聞くと『地縛少年花子くん』(
スクウェア・エニックス)と即答。ポーランドでは圧倒的な人気だそうです。
日本食レストランもいっぱい
日本食レストランもよく見かけます。ワルシャワの創作料理レストラン「KUK」のランチは、なんと懐石料理がコンセプト。なんでもこの店を率いるシェフ、マチェイ・マジュースキ氏の憧れの料理が和食なのだとか。日本食レストラン以外で感じる和食のエッセンスが新鮮でした。
親日国といわれるだけあって、日本に興味を持つ人が多いと感じたポーランド。人もやさしく、治安もよく、ヨーロッパでありながら物価は安め。日本国内とほとんど変わらない物価、場合によっては割安に旅ができます(特にホテルが安いです)。日本からは直行便もあり、アクセスも至便。これからますます注目が高まりそうな旅先です。
取材協力:
ポーランド政府観光局
古屋 江美子 プロフィール
旅行やグルメを中心にWebや雑誌など様々な媒体で活躍。これまでに訪れた国は約40ヶ国。出身地である山梨県の「やまなし大使」としてもさまざまな情報を発信中。