チェックポイント3:「火」と「水」の場所
風水では「火」は願いをかなえる力を、また「水」は家族や友達、恋人との和合の力を持つとされており、新しい年の開運を願うあなたにとって最も大切にしたい場所。火と水を使う場所は徹底的にきれいにしましょう。「火」に関連するコンロ周りやレンジフードの汚れ落としはもちろん、電子レンジ内の掃除も忘れずに。
また「水」の場所といえば、キッチンのシンクにバスルーム、洗面台などたくさんありますが、中でも大切な場所がトイレです。トイレは「金運」と連動する場所でもあり、年末のお掃除では普段以上にピカピカに磨き上げてください。
鬼門、裏鬼門のトイレは、トイレの床や便器を磨き上げるように清めた後、イラストのように炭で便器の四方を囲むように配置し、「結界」で邪気をブロックしてください。なお、使用する炭は、特殊な炭ではなくホームセンターなどで入手できるごくごく普通の炭で充分ですよ。
開運大掃除は「冬至」までに
暦の上で1日の時間が1番短くなる「冬至」。風水ではこの冬至の日(2023年の場合は12月22日)を「一陽来復(いちようらいふく)、陰、窮(きわ)まって陽に転ずる日」として重視しています。夜の時間(陰)に押されてどんどん短くなっていた昼の時間(陽)が、この日を境に力を取り戻して伸張していくわけです。年末の大掃除はエネルギーが「陽」に転ずる冬至までに済ませておくというのが理想的。清められた玄関から新しい年に向けて伸張する「陽の氣」を取り込み、願望達成の「火」と和合の「水」の力を得て開運エネルギーに満ちた寝室でパワーチャージを行う……。
これで準備は万全。あとは新年にやってくる「福の神」を待つばかりですね。
この記事の執筆者:大谷 修一
北海道在住の風水師。得意とするのが風水と旅行を掛け合わせた「風水トラベル」。雑誌やテレビ番組、本の執筆のため、北は利尻・礼文の島々から南は道南・松前まで北海道内の津々浦々を巡り、風水エネルギーたっぷりのパワースポットやその土地土地の名湯名泉、おいしい食べ物を取材・発信している。