10万円や100万円はともかく、1000万円を貯めるとなると簡単なことではありません。貯められた人は、どのような目標を立て、実行したのか気になりますよね。お金を貯めることが精神の安定になるという人もいるようです。
All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、55歳女性のケースを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:55歳女性
家族構成:既婚(子あり)
居住地:大阪府
職種:専業主婦
現在の年収:「配偶者の扶養枠の為、100万円以内」
現在の貯蓄額:「秘密にしたいのですが、ヒントとして老後2000万円問題はクリアーしています」
50代で貯金1000万円ある人の割合は?
ちなみに50代で貯金が1000万円ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。
年代別で見ると、50代は1人暮らしの人で7.7%、2人世帯以上で11.6%となっています。
<出典>
・「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
・「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
お金を貯める事による精神的な安心感が欲しかった
貯金を貯めたきっかけについて「1000万円貯める事を目標としていたわけではなく、お金を貯める事による精神的な安心感が欲しかった。いつの間にか貯まっていた感じです」と語る女性。5~7年ほどで1000万円を貯めたそうです。
もともと両親が堅実な方だった
1000万円貯めるために「やめたこと」を聞くと「特に何かを我慢するとかもなく、買いたい物を買ったりしていました。もともと両親が堅実な方だったので、無駄使いをする習慣があまりなかったからだと思います」と答えてくれました。
100万円貯まると定期預金に
1000万円を貯めるために具体的に行ったことは「まず、毎月のお給料から7万円を定期に預け、残ったお給料は普通預金へ。年2回支給のボーナスは両親に生活費以外に5万円、家族で少し贅沢にホテルで食事をして、自分の為に10万円ほど買い物をする以外は定期に預金×2回。利息の受取額の計算がしやすいので、100万円貯まると定期預金として預けていました」とのこと。
さらに「転職後は基本、同じような預金ペースなのですが、持ち株制度があったので購入できる限度額が基本給の1割だったので限度額を会社が貯めてくれている状態です。持ち株制度はボーナス時は5倍引き落とされ、退職時には持ち株解約金だけで100万強ありました」とのことでした。
1000万円達成! その後は……
貯めたお金の使い道について伺うと「結婚して家を購入する際に頭金として全額支払いました」とのこと。現在も2000万以上はあるとのことなので、結婚後も貯蓄を続けているようです。
おすすめの節約術は「会社のシステムがあれば利用」
おすすめの節約術を聞くと「会社に財形貯蓄などのシステムがあるのでしたら利用して天引きしてもらうようにすると、必然的に残った金額で1か月をやりくりしなければいけない習慣が身につくと思います。残ったお金で足りない物は買わない。旅行など、少しお金のかかる出費がある時は少しずつ積み立てて計画的に。今、私は専業主婦をしていますが資金管理をするために(1)外食用(2)定期の利息ばかり集めた分(3)光熱費支払い口座(4)車検代、車の保険代、慶弔費、固定資産税用といくつも口座を作って管理するようにしています」と話してくれました。
※回答者のコメントは原文ママです
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。