「目標は退職までに1億円」年収1350万、現在の貯金1100万円の53歳男性が実践していること

1000万円を貯めた人は具体的に何をして、何をやめたのでしょうか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、53歳男性のケースを紹介します。

「目標は退職までに1億円
目標は退職までに1億円

1000万円以上の貯金がある人は具体的に何をして、何をやめたのか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、53歳男性のケースを紹介します。

回答者のプロフィール

回答者本人:53歳男性
家族構成:既婚(子あり)
居住地:埼玉県
職種:薬剤師
現在の年収:1350万円
現在の貯蓄額:1100万円

50代で貯金1000万円ある人の割合は?

ちなみに50代で貯金が1000万円ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。


年代別で見ると、50代は1人暮らしの人で7.7%、2人世帯以上で11.6%となっています。

貯金が1000万円以上1500万円未満の人の割合
貯金が1000万円以上1500万円未満の人の割合

<出典>
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)

退職までに1億円を貯める

貯金を貯めたきっかけについて「退職までに1億円を貯める目標をたてました」と語る男性。10年以上かけて1000万円を貯めたそうです。

本当に必要かを吟味して買う

1000万円貯めるために「やめたこと」を聞くと「ものを購入するときは本当に必要かを吟味して買うことにしています」とのこと。その結果、節約につながっているようです。

お小遣いを40万円貯めて投資を始めました

1000万円を貯めるために具体的に行ったことは、「お小遣いを40万円貯めて2012年から投資を始めました。当時は円高株安だったので、見る見るうちに金額が増えていきました」と語る男性。


「お小遣い(3万円)のほとんどを投資にまわして、講演などをした臨時収入も投資にまわした結果、約10年で1000万を超えるようになりました。私の給料から1000万円を貯めたのではなく、あくまでもお小遣いで1000万円貯めることができたのは大変価値があると考えています。今後も株の取り引きをはじめ、地道に投資信託を購入していきます」と答えてくれました。

1000万円達成! その後は……

すでに1100万円の貯金がありますが「さらに1億を目指して貯蓄してます」とのこと。


「仕事も一生懸命行わないと講演の依頼も来ないので、なるべく学会活動などで名前を売って講演を依頼されるような仕事ぶりを発揮する必要もあると思っています。今後も1億に向けて投資と副業(講演)の二本柱で頑張っていきたいと思っています」と、当初の目標に向けて貯蓄や投資を続けていくそうです。

おすすめの節約術は「本当に必要なものかを判断する」

おすすめの節約術を聞くと「上述しましたが、お金を使うときに本当に必要なものかどうかをしっかり判断することが重要だと思います」と話してくれました。


※回答者のコメントは原文ママです
 
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
 
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