年間で1万円以上の節約に? 今すぐ試したい「暖房の節電ワザ」をエアコンのプロが解説
パナソニックは9月29日、「2023年夏の電気代と冬の節電」に関するアンケート調査の結果を発表。その結果とともに、同社エアーマイスターの福田風子さんによる「冬のエアコン節電術6選」を紹介します。(サムネイル画像出典:PIXTA)
肌寒い日も多くなり、暖房を使用する機会も増えてくる季節になりました。快適な室温で過ごしたいところですが、電気代が気になる人も多いのではないでしょうか。実は、一般的には冷房よりも暖房の方が電気代が高くなりやすいので、注意が必要です。
エアコン「Eolia(エオリア)」を製造販売するパナソニックは9月29日、20~60代の男女550人を対象に行った「2023年夏の電気代と冬の節電」に関するアンケート調査の結果を発表(調査期間:2023年9月7~11日)。本記事ではその結果とともに、同社エアーマイスターの福田風子さんによる「冬のエアコン節電術6選」を紹介します。
猛暑の2023年夏、1万円以上電気代が増加した人も
「2023年夏の電気代は2022年夏と比べて増加したか」聞くと、49%の人が「増えた」と回答しました。約半数の人が、電気代が増加しているようです。
「1カ月の電気代増加額」を見ると、「2000円〜5000円未満」が40%と最も多くなりました。「10000円以上」と答えた人も13%いるなど、多くの人の暮らしに電気代の増加が直撃していることが分かります。
続けて「電気料金値上げが続く中、値上げの負担を感じることがあるか」聞くと、「強く感じる」が45%、「やや感じる」が35%と、80%の人が値上げの負担を感じていることが分かりました。
値上げが続いているのは電気代だけではありません。食品や日用品の値上げも家計に影響を与えています。「電気代、食品、日用品などの各種値上げに不安を感じるか」聞くと、58%が「強く感じる」、35%が「やや感じる」と、90%以上の人が不安を感じていることが判明しました。
多くの人が電気代や食品の値上げに危機感を抱いている中で、政府も電気代補助の対策を打っています。一方で、35%の人がこの対策について知らないとのこと。9月末で終了予定となっていた電気代補助は10月以降も実施されることになりましたが、認知度は低いようです。
「暖房を我慢しようと思う」人は増加傾向
このような状況下で、2023年冬のエアコン利用はどのようになるのでしょうか。「2023年冬、暖房の利用を我慢しようと思うか」聞いたところ、15%の人が「強く思う」、39%の人が「やや思う」と回答しました。合計54%、半数以上の人がエアコン利用を我慢しようと考えているようです。
「2022年冬の暖房利用状況」を見ると、「我慢した」と答えた人は45%となっています。2023年はより多くの人が暖房の利用を我慢しようと考えているようです。
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