将来結婚を考えている人の中には、「独身の間に1000万円は貯めておきたい」と考える人もいるかもしれません。1000万円を貯められた人は、どのように生活を工夫していたのでしょうか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、42歳女性のケースを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:42歳女性
家族構成:既婚(子どもあり)
居住地:静岡県
職種:無職(主婦)
現在の年収:100万円以下
現在の貯蓄額:1200万円
40代で貯金1000万円ある人の割合は?
ちなみに40代で貯金が1000万円ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。
年代別で見ると、40代は1人暮らしの人で12.0%、2人世帯以上で10.0%となっています。
<出典>
・「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
・「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
ボーナスのほとんどを貯金にまわした
貯金を始めたきっかけについて「現在は結婚していますが、1000万貯めたのは独身の頃になります。高校生からアルバイト、卒業してからは正社員として働き始めました。目標は独身のうちに1000万円貯める事でした。結果的には結婚したのが30歳を過ぎていましたので、貯めるチャンスは長い期間ありました」と語る女性。
「毎月のいくらかを貯金にまわし、ボーナスのほとんどを貯金にまわしていました。友達と遊んだり、買い物に関しては節約せずにメリハリをつけて計画的に貯めていました」と、10年以上かけて1000万円を貯めたそうです。
ローンが嫌だったので車を一括購入
1000万円貯めるために「やめたこと」を聞くと「コツコツと貯めていたタイプだったので特にやめていたことはないのですが、住んでいる所が田舎だったのでコンビニや娯楽施設が近くになく、ちょこちょこお金を使うということがなかったです」とのこと。
「また、車を購入する時にはローンが嫌だったので一括購入して、毎月のお金の流れをシンプルにして把握していました。衝動買いもしません」と、無駄な出費をやめるように心がけたようです。
毎月決まった額を貯金にまわす
1000万円を貯めるために具体的に行ったことを聞くと「コツコツ貯めるタイプでしたので、定期預金で毎月決まった額を貯金にまわしていました。その定期預金はいつでも引き出せますが、引き出さないようにしようと決めていました。毎月使い切らない分も貯金にまわしていました。ボーナスは3分の1くらいは好きに使うようにしていましたが、ほとんど貯金にまわしていました」と答えてくれました。
1000万円達成! その後は……
女性はすでに1200万円の貯金がありますが「結婚して妊娠、出産を経験しました。仕事は退職し、現在も主婦です。独身時代に貯めていた貯金はまだ残っています。定期預金は額を少額にしてまだ続けています。主婦でいる間は貯金が増えていくことはないと思うのですが、減らさないようにこのまま維持していきたいと思っています。ある程度の貯金があると安心できると思います」と、今後も貯金を続けていくとのことでした。
おすすめの節約術は「メリハリをつける」
おすすめの節約術を聞くと「節約方法はいろいろあると思いますが、趣味を我慢してしまうとストレスになってしまうと思うので、メリハリをつけると良いと思います。引きこもっていればお金はたまっていくと思いますが、目的を持っていた方が貯めやすく、節約も頑張れるんじゃないかと思います。おやつや外食を控えるとちょこちょこ使わないので結構貯まると思います」と話してくれました。
※回答者のコメントは原文ママです
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。