年収400万円で貯金1250万円、49歳男性が目標2000万円に向けて「やめていること」

1000万円を貯めるとなると簡単なことではありません。仕組みを作ることでストレスなく貯められているという人もいるようです。貯めるために、具体的に何をして、何をやめたのか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、49歳男性のケースを紹介します。

年収400万円で貯金1250万円、49歳男性が目標2000万円に向けて「やめていること」
年収400万円の49歳男性、貯金目標2000万円に向けて「やめていること」

1000万円以上の貯金に成功している人は、どのような目標を立て、実行していったのでしょうか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、現在1250万円の貯金がある49歳男性のケースを紹介します。

 

回答者のプロフィール

回答者本人:49歳男性
家族構成:既婚(子どもなし)
居住地:大阪府
職種:会社員
現在の年収:400万円
現在の貯蓄額:1250万円

 

40代で貯金1000万円以上ある人の割合は?

ちなみに40代で貯金が1000万円以上ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。

貯金1000万円以上ある人の割合
貯金1000万円以上ある人の割合

年代別で見ると、40代は1人暮らしの人で12.0%、2人世帯以上で10.0%となっています。


<出典>
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)

 

細かい目標達成項目を作って1つ1つ達成

貯金を始めたきっかけについて「電力代を電力会社からの配当金で賄う、マンション管理費を配当金で賄う、など細かい目標達成項目を作って1つ1つ達成するたびに妻と相談しながら次の目標達成に向けて意識を高めながら頑張ってきました」と語る男性。8~10年ほどで貯金が1000万円に達したそうです。

 

惰性で続けていた定期購読や飲み会をやめた

1000万円貯めるために「やめたこと」は、「惰性で続けていた雑誌や新聞購読、生命保険支払い、自動車保険をダイレクト型にする。自動車を軽自動車に変える。カードローンの金利支払いをやめる。クレジットカードのリボ払い。参加しなくてもしても変わりがない2次会。飲み会参加も年数回に減らした。携帯電話を大手キャリアから格安携帯プランに変更するなど固定費の見直しと一部変動費の見直し」とのこと。継続的な支払いを毎回の支払いに変えるなど、さまざまな出費を減らしたそうです。

 

高配当株式やJリートにして配当は再投資

1000万円を貯めるために具体的に行ったことを聞くと「毎月積み立て投資と、ボーナスのうち固定資産税や自動車保険料などの支払いを除いた分を貯金や投資に振り分ける」と語る男性。


「投資は高配当株式やJリート(※)にして配当は原則再投資する。高額の買い物をするときはローンを利用せず可能な限り現金かカードで1回払いにして、利息や手数料などを払わないようにする。払わなければならない場合は繰り上げ返済をして期間を短縮して完済を目指すようにした」と、決まった額の投資と貯蓄、カードを使う場合も1回払いを心がけていたそうです。


※編集注:Jリートは投資信託の1つで、投資家から集めた資金を不動産に投資し、その賃料収入などから得られた利益を投資家に分配する金融商品のこと

1000万円達成! その後は……

すでに1250万円の貯金がありますが「これまでと同じ内容で2000万円を目指して積立投資をしている」とのこと。


「一度仕組みを作ってしまうと何も考えずに貯まっていくのでストレスなく生活している。ただ昨今の物価高で生活費が高騰しているにもかかわらず、給与所得が漸減していることや、双方の両親に援助が必要なことが増えてきたので積立額の減額を実施した。配当金の再投資は継続して減額した積立額を補っている」と、投資に回しながら貯蓄を続けていくそうです。

 

おすすめの節約術は「公共料金含めて極力クレカ払いに」

おすすめの節約術を聞くと「水道代や自動車税など公共料金を含めた支払いを極力クレジット払いにしてポイントを利用する。貯まったポイントを使って12カ月のうち1カ月だけでもポイントを使って生活することや、ポイントサイトに登録してポイ活をしたりして副業のまねごとをしている。出勤日は弁当を持参して食費を浮かせて、水筒持参して出先で出費を減らして、付き合いを最小限にして夫婦の時間を確保するようにしている」と話してくれました。


※回答者のコメントは原文ママです

 

この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。

 

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