1000万円の貯金に成功した人は、どのような目標を立て、実行していったのか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、66歳男性のケースを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:66歳男性
家族構成:既婚(子どもあり)
居住地:岐阜県
職種:行政法人(パート、アルバイト)
現在の年収:400万円
現在の貯蓄額:500万円
60代で貯金1000万円以上ある人の割合は?
ちなみに60代で貯金が1000万円以上ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。
年代別で見ると、60代は1人暮らしの人で9.2%、2人世帯以上で10.9%となっています。
<出典>
・「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
・「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
定期的な貯金を積み重ねる
貯金を始めた頃の話を聞くと「毎月の予算を作成し、必要な支出と余剰金を確認しました。無駄な出費を削減し、定期的に貯金をすることにしました」とのこと。10年以上かけて1000万円を貯めたそうです。
無駄遣いを控えてぜいたくを削減
1000万円を貯めるために「やめたこと」を聞くと「1000万円貯める過程で、我慢や努力が必要な時に諦めそうになることがありました。しかし、目標達成のために無駄遣いを控え、ぜいたくを削減しました。途中で焦ることもありましたが、計画を見直し、着実な進捗(しんちょく)を確認することでモチベーションを保ちました。継続と忍耐が成功への鍵であると学びました」とのこと。やはり無駄遣いをやめることが貯蓄につながるようです。
自動引き落としを設定して無理なく貯金を増やす
次に1000万円を貯めるために具体的に行ったことを聞くと「収入と支出のバランスを整えました。月々の予算を作成し、不必要な出費を削減。定期的な貯金を優先し、自動引き落としを設定して無理なく貯金を増やしました」と語る男性。
「さらに、投資について学び、リスクを理解しつつ、長期的な資産運用を開始しました。副業やフリーランスの仕事も検討し、追加の収入源を確保しました。地道な努力と計画的な行動によって、着実に貯金を増やすことを実現しました」とのことでした。
1000万円達成! その後は……
現在の貯蓄額については「500万円」と回答。「1000万円貯めた後、まずは将来の目標を再評価しました。一部を住宅購入や投資に充てつつ、安全な状態を維持しました。投資を通じて資産を成長させるために、さらなる学習と計画を立てました。また、余裕のある生活を楽しむ一方で、将来の不測の事態に備えるためのリザーブも確保しました。継続的な資産管理と目標の見直しを行いながら、バランスの取れた人生を送っています」と、貯蓄の一部を住宅購入に回したようです。
おすすめの節約術は「習慣的な努力」
おすすめの節約術を聞くと「(1)定期的な予算を作成し支出をトラッキングする。(2)食費を抑えるために食事の計画を立て、外食を減らす。(3)不要な月額料金やサブスクリプションを見直し、必要なものだけに絞る。(4)買い物前にリストを作成し、無駄遣いを避ける。(5)高額商品は検討期間を設け、冷静に判断する。(6)エネルギーや水道使用量を減らす努力をする。(7)バーゲンやセールを利用して購入する。(8)中古品やリサイクル品を検討する。習慣的な努力が将来の貯金につながります」と話してくれました。
※回答者のコメントは原文ママです
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。