新潟県は日本を代表する有名人を多く輩出しています。新潟県出身の有名人の中には大スターになっても地元を気にかけ、地元のために注力している人も多くいます。
All Aboutニュース編集部は8月7日~9月5日、全国10~60代の278人を対象に「新潟県出身の有名人」に関するアンケート調査を実施しました。今回はその中から、地元愛を感じる「新潟県出身」の有名人ランキングを発表します。
2位:小林幸子
2位にランクインしたのは、新潟県新潟市出身の歌手、小林幸子さんでした。
小林さんは紅白歌合戦に33回出演しており(2023年10月時点)、華やかな衣装や美しい歌声で大晦日に多くの人たちを楽しませています。現在は国内各地でコンサートを開催しているほか、さまざまなイベントにも出演。9月1日公開のディズニー映画『ホーンテッドマンション』の吹き替え版では水晶玉のマダム・レオタ役の声を務めています。
小林さんは日本を代表する演歌歌手ですが、地元新潟県とも深くつながっています。2022年10月には新潟県の新ブランド米「越後情話」の初収穫に協力しました。2019年には「新潟開港150周年記念 みなとまち新潟音楽祭」に出演するなど、新潟県で開催されるイベントにも積極的に出演しています。
回答者からは「何かと地元を気にかけてくださって、大御所にも関わらず、小さなイベントや田植えなどにも顔を出してくだるので、とても有難いです」(50代女性/新潟県)、「新潟県に貢献していると思う」(50代女性/埼玉県)、「よく新潟のPRをしている」(30代女性/山形県)などの声が集まりました。
1位:田中角栄
1位に選ばれたのは、新潟県柏崎市出身の政治家、田中角栄さんです。田中さんは首相として日本の成長に大きく貢献しました。1972年には日中国交正常化を成し遂げ、今日における日中関係の礎を築きました。
国内の交通網の整備にも力を注いだエピソードは現代でも言い伝えられています。田中さんが道路網を整備したことで、若者の人口流出に悩まされていた新潟県に東京都から出稼ぎ者が押し寄せるようになりました。
田中さんは地方出身、中央工学校卒業といった政治家としては不利な経歴でしたが、洞察力や明晰(めいせき)な頭脳、リーダーシップによって地位を確立しました。
回答者からは「地元愛の強い政治家だったという印象があるので」(50代女性/東京都)、「むしろ地元愛しか感じない」(50代女性/滋賀県)、「東京・新潟間の交通インフラ整備は、日本海側最大都市を擁する新潟県の発展に大きく寄与しており彼の功績は大きい」(40代男性/東京都)などの声が集まりました。
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※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:RISA
白百合女子大学大学院卒業。簡素独立の生活を湖畔で営んだヘンリー・D・ソローを中心に19世紀半ばのアメリカにおけるシンプルライフや個人主義などについて研究を行っている。あわせて同時代における女子教育についても関心を抱く。これらの学びを生かして現代社会におけるおひとりさまのライフスタイルについてマネーと掛け合わせた記事を執筆している。天海祐希さんの大ファンで、天海さんに関する記事も執筆。