2015年に秋元康さんのプロデュースで「けやき坂46」として結成し、2019年2月に「日向坂46」へグループ名を改名。その後は、『NHK紅白歌合戦』への出場や、東京ドームでのワンマンライブなど大活躍を続けています。
そんな人気の高い日向坂46の中でも、特に最近注目度が上がっているのが「齊藤京子」さんです。
グループでの活躍はもちろんのこと、ソロアーティストとしてライブを開催し、各局のバラエティ番組にも参加。さらに、9月22日公開予定のアニメ映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』の日本語吹替版キャストに選ばれたほか、4日にはテレビドラマ『泥濘(ぬかるみ)の食卓』(テレビ朝日系)にてドラマ単独主演を務めることが発表されました。アイドルとして勢いに乗っている齊藤さんの魅力を、元テレビ局スタッフの筆者が紹介します。
“ラーメン愛”やラジオでの低音ボイスで人気を集める
齊藤さんは、2016年5月に開催された「けやき坂46(ひらがなけやき)オーディション」に合格。当初は、好物だという「ラーメン」をキャッチコピーに取り入れ、2018年4月15日には、自身初の冠番組『けやき坂46 ラーメン大好き!齊藤京子です』(CSテレ朝チャンネル1)が放送。年間約100杯のラーメンを食べるという齊藤さんは、豊富な知識を交えながらラーメンを紹介。マニアも驚くようなラーメン愛を語り、この頃からバラエティスキルの高さを見せることになります。
グループでは中心的なメンバーではあったものの、なかなかセンターポジションを任されることはありませんでした。
そんな齊藤さんが一気に注目を集めたのが、ラジオ番組への出演です。齊藤さんは、2019年1月から『イマドキッ』(MBSラジオ)にてグループで初となる単独ラジオレギュラーを獲得。アイドルらしからぬ渋い低音ボイスを聞かせ、少し天然なキャラはアイドルファンだけでなく、ラジオリスナーもとりこにしていきます。その魅力は、現在レギュラー出演する『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)でも生かされ、等身大でぶっちゃけトークをするキャラで人気を集めました。
『キョコロヒー』での活躍を機にバラエティ番組への出演が急増
ラジオでの人気獲得を経て、2021年1月には1st写真集『とっておきの恋人』(主婦と生活社)を発売することに。身長は決して高くないものの、スタイル抜群でコケティッシュな雰囲気を漂わせ15万部を超える大ヒットとなります。この写真集の大ヒットと合わせ、齊藤さんの大ブレークのきっかけとなった初の冠バラエティ番組『キョコロヒー』(テレビ朝日系)が、2021年4月からスタート。売り出し中だったお笑い芸人・ヒコロヒーさんと共に司会を務め、毒舌も交えながら行われるゆるいトークが話題を集めます。齊藤さんは、ラジオで磨いたトークスキルを存分に発揮し、時にはヒコロヒーさんをタジタジにすることも……。
この番組で、面倒見がよくしっかりとお笑いの技術を教えてくれるヒコロヒーさんと組んだことが齊藤さんの能力を開花させました。『キョコロヒー』での活躍は多くのテレビ関係者が知ることになり、多くのバラエティ番組に呼ばれるキッカケになっています。どんな番組でも臨機応変にトークを繰り出し、アイドルとしてバランスの良い毒舌も話せる齊藤さんは、今後もバラエティで活躍することでしょう。
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