課長になる場合の希望平均年収「992万円」、部長・社長は? 一般社員の8割は「管理職になりたくない」

ビジネスコーチは、全国の従業員数500人以上の企業に勤める1066人を対象に、「昇進・昇格」に関する調査を実施しました。一般社員の約8割が「管理職になりたくない」と回答。課長職に就くとした場合の希望平均年収は「992万円」でした。

課長になってもいいと思える年収、ボリュームゾーンは「1000~1500万円」
課長になってもいいと思える年収、ボリュームゾーンは「1000~1500万円」
ビジネスコーチは、全国の従業員数500人以上の企業に勤める20歳以上の一般社員(役職なし・主任・係長)500人と、管理職以上(課長・部長・本部長・社長)566人を対象に、「昇進・昇格」に関する調査を実施し、7月27日に結果を発表しました。調査期間は、5月29日~6月4日です。
 

一般社員の79%が「管理職になりたくない」と回答

キャリアアップ・昇進の意向
キャリアアップ・昇進の意向

キャリアアップ・昇進について一般社員に聞くと、79.6%が「管理職になりたくない」と回答し、91.4%が「社長になりたくない」と答えました。

男女別に見ると、男性の88%と女性の95.9%が「社長になりたくない」と回答。社長になりたくない理由としては、「責任が重い」「興味がない」「大変そう」が多く挙げられました。
 

管理職・社長になることへの不安1位は「責任の重さに耐えられるか」

将来的に管理職になるとした場合、どのようなことに不安を感じるか
将来的に管理職になるとした場合、どのようなことに不安を感じるか

一般社員に将来管理職になるとした場合の不安要素を聞いたところ、「責任の重さに耐えられるか」「ワーク・ライフ・バランスを保てるか」が23.8%で同率1位でした。

また、管理職に将来社長になるとした場合の不安要素を聞くと、一般社員と同様に「責任の重さに耐えられるか」(28.8%)が1位に。役職が上がるにつれて、個人的な不安から、より大局的な視点へと不安がシフトする傾向が見られました。
 

課長職に就くとした場合の希望平均年収は「992万円」

年収がどの程度になるなら、課長になりたいと考えるか
年収がどの程度になるなら、課長になりたいと考えるか

課長職に就くとした場合の希望平均年収は「992万円」、部長職では「1510万円」、そして社長職では「4200万円」となりました。特に社長職では、希望年収を「3000万円以上」と回答した人が全体の56.9%に上る結果となっています。
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