7月14日公開予定のスタジオジブリ最新作であり、宮崎駿監督10年ぶりの長編新作『君たちはどう生きるか』。公開まであらすじやキャスト・スタッフなどの情報が開示されないことをスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが明言していますが、同作のサウンドトラックの情報から音楽を久石譲さんが担当することが告知されました。
All About編集部は「ジブリ監督」に関する独自調査を実施。同調査は、全国の10~60代の男女349人を対象にインターネット上で行いました(調査期間:6月20日~7月4日)。本記事では、その中から「音楽が好きな宮崎駿監督作品」ランキングを紹介します。
>10位までのランキング結果
2位『となりのトトロ』(88票)
2位にランクインした作品は『となりのトトロ』。映画内の音楽もさることながら、この作品で有名なのはやはり歌でしょう。オープニング曲『さんぽ』、エンディング曲『となりのトトロ』はともに、キャッチ―なメロディとシンプルな歌詞で子どもたちを夢中にさせています。
作曲はどちらも久石譲さん。作詞は『となりのトトロ』を宮崎駿監督が、『さんぽ』を絵本『ぐりとぐら』シリーズなどで有名な児童文学作家・中川李枝子さんが手掛けました。
回答者の中には「子どもから大人まで知っている分かりやすい曲で、楽しい気持ちになるからです。劇中の曲も良い(27歳女性)」「作品の中の音楽には素晴らしい曲がたくさん詰まっていて、全て元気が貰える音楽なので大好きです(65歳女性)」など、聞きなじみのあるメロディや歌詞を理由に挙げる人が多く見受けられました。
1位『魔女の宅急便』(95票)
今回のランキングで堂々の1位に輝いたのは、1989年公開のジブリ作品『魔女の宅急便』でした。ヨーロッパの架空都市を舞台にした魔法使い見習いの少女・キキの成長を描いた人気作品。すでに発売されていた松任谷由実さんの『ルージュの伝言』『やさしさに包まれたなら』がオープニング曲とエンディング曲に採用され、リバイバル大ヒットになりました。
『魔女の宅急便』の音楽はワルツやタンゴ調の曲が多く、どこか異国の雰囲気を醸し出した、優しく印象的なメロディが魅力です。中には場面ごとにアレンジが加えられ、作品を通して聴くことができる曲があるのもポイント。
回答者からは「『ルージュの伝言』が好き。軽快な音楽と共にアニメのワンシーンが目に浮かんで楽しい気持ちになれるから(30歳女性)」「音楽がキキの住む街並みに合う。作品の中だけではなく曲だけでも聞いていたいと思える音楽ばかりだったから(42歳女性)」といったコメントが寄せられました。
ちなみに久石譲さんは『風の谷のナウシカ』から前作の『風立ちぬ』まで、宮崎駿監督の長編作品全ての音楽を担当しています。今回の最新作も、ぜひ音楽に注目してみてください。
※回答者のコメントは原文ママです
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この記事の筆者:花輪えみ プロフィール
千葉県出身。ライター/編集者。記名ライター歴8年目。女性向けサイト編集、兼業ライターを経て現在フリー。おもにインタビュー記事や漫画書評、旅行コラムを執筆。趣味は散歩。