配信者のコレコレさんが6月18日、YouTube Liveで女性アイドルの双葉ひまりさんから約1000万円の被害を受けた男性について取り上げており、その後、配信を聞いた双葉さんの所属事務所が「こちら側の見解と多大な相違がある」と声明を出し、事態は泥沼化になっていました。そして25日、双葉さんが所属する事務所スタッフが配信に登場し、事の経緯を説明するも……。
【実際の投稿を見る:女性アイドル、1000万円支援してくれた恋人をストーカー扱い】
恋人関係にあった女性アイドルに巨額の援助を……
告発者は18日の配信で約2年間にわたり、元キャバクラ嬢で女性アイドルをしていた「彼女」である双葉さんに、ブランド物のバッグやパソコン、そのほかほぼ毎月のように金銭的な援助をして、総額1000万円を貢いだと言います。
最初は客として関係が始まった2人は後に恋愛関係へ発展。告白者からの援助は「他の男性と深い関係を持たない」「日中のアルバイトとアイドル活動を頑張る」という条件の下であったとも明かします。しかし、プロポーズのため交際2周年の祝いの席に男性が向かうと、そこには彼女の両親に加え“婚約者”という男性がおり、状況を把握出来ない中で双葉さんは告発者を残して消え、婚約者という男性が「自分は2年間、女性と交際していた」と主張されたとのこと。告発者も「丸かぶりやん……」と配信で漏らしました。
もともと、複数のアイドルグループを転々としていた双葉さんは、新たに結成された女性アイドルグループ「恋に落ちる確率は限りなく低いが0じゃない~コイカギ~」(以下、コイカギ)のメンバーとして7月5日にデビュー予定でした。交際中、双葉さんに怪しいところがあったという告発者ですが、コレコレさんの配信に登場した後、双葉さんが所属していた事務所が21日、同グループの公式Twitterアカウントを通じて声明を発表。双葉さんより事情を聞いた上で、「ストーカー被害について1年以上前より相談を受けておりました」「動画の内容(※編注:18日配信のコレコレさんYouTube Liveのアーカイブ動画)につきまして、こちら側の見解と多大な相違があるため、そのままの内容で受け取らないよう」「厳しく法廷措置を取っていく」などとツイートしたのです。
これを受けて25日、コレコレさんのYouTube Liveにまず、事務所スタッフが登場。声明文にある「見解と多大な相違」について話しましたが、話せば話すほどにコレコレさんから出される証拠と双葉さんの話に食い違いが生じます。
双葉さんは告発者からのストーカー被害について、2023年1月から両親に相談。3月には警察署にも赴いたと事務所および弁護士に説明していましたが、4月にも双葉さんは告発者から援助を受け取ってた事実があり、さらに双葉さんは被害額が500万円もないと主張するも、告発者がリストアップしたブランド物(約70万円のバッグなど)、月々15~30万円の金銭的援助、そのほかのリストを合算すると軽く500万円は超えており、総額でおおよそ1000万円に上る証拠も提出されました。これは果たして、ストーカーなのか? 視聴者も事務所スタッフも疑問を抱かざるを得ない状況に。
「ライアーゲームきたあああ」
証拠とともに次々と出てくる新事実。双葉さんは金銭については振り込みを嫌がり、現金での受け渡しを希望するなど、双葉さんの脱税疑惑も浮上。コレコレさんは、「いただき女子」ではないかと指摘します。双葉さんを擁護するため配信へ登場した事務所スタッフも、ぐうの音も出ない様子。どんどんめくれる双葉さんの主張と提出される証拠との矛盾点に思わず、「うわぁ」と声を上げる始末です。
また、事務所側も詳細に双葉さんへしっかりした聞き取り調査と事実確認を怠った状態で、21日のツイートをしたことを認め、配信上での謝罪と、後ほど謝罪ツイートをすることを約束しました。コレコレさんは配信中、双葉さんに事務所スタッフから連絡を取ってほしいと頼んでいましたが、配信に登場することも、事務所スタッフの連絡に応じることはありませんでした。
事務所スタッフとの会話が終わった後、告発者の男性が配信に登場。会話の中で、「あとは、法廷で」と4~5回繰り返し、怒りをにじませました。配信中のチャット欄には「カモられただけでは?」「ストーカーに仕立て上げてしっぽ切りたいだけじゃないの?」「そらブチ切れるわ」などの声のほか、双葉さんが事務所や弁護士に話した内容について、証拠を提示しながら双葉さんのうそをめくるコレコレさんに視聴者たちは盛り上がり、「ライアーゲームきたあああ」という声も上がりました。
26日の深夜3時、「一連の騒動についての謝罪」と記した謝罪文を同グループのTwitterでコイカギ運営としてツイート。「相手側の男性様に対してストーカーという不適切な表現をしてしまったこと、謹んでお詫び申し上げます」「確たる証拠がない中での、あのような声明文を出してしまったこと、不明瞭な内容で皆様にお伝えしてしまったこと誠に申し訳ございませんでした」と正式に謝罪しました。なお、同カウントでは25日、今回の双葉さんについて「現在の精神面と体調面を考慮した結果、デビュー及び今後の活動が厳しい為、脱退となることをお知らせします」とも、公表していました。