「年齢よりも若く見えます!」は全部お世辞よ、現実を見て! 50歳女性のあきれた高望み婚活事例

「若く見えると言われる」、だから「年下の若い男子を紹介して」という主張をする40~50代の婚活女性は少なくありません。正直に言いましょう、「年齢よりも若く見えます!」は全部お世辞です。あきれた高望みをしてしまう背景とは……。

周囲に「若く見えると言われる」、だから「年下の男性を紹介してほしい」という女性は少なくありませんが、その「婚活」事情の実態とは? 成婚率80%を誇る「辛口アドバイザー」植草美幸が、あきれた高望みをしてしまう背景とともに、婚活失敗事例をお伝えします。
 

CASE.3 | 現実を受け入れられない……プライド高き50代の婚活事情

婚活市場において、見た目年齢が若々しい女性の評価は?

「若く見えるとよく言われるんです」。
 

これまで1000人以上の婚活女性から、この言葉を聞いてきました。その心は「だから年下の若い男性を紹介して!」ということなのですが、正直に言うと、実年齢以上に若く見えた人はほぼいません。
 

筆者の結婚相談所に入会してきた50歳会社役員のTさんは、お相手の希望年齢を「35歳から45歳まで」とプロフィールに書き込んでいました。そこで「15歳年下の男性を紹介するのは、正直難しいです」とお伝えすると、「去年まで付き合っていた彼氏は10歳年下。結婚相談所にお金を払うわけだから、15歳年下と結婚できるでしょ?」と言い放ちました。
 

自称「若く見える」女性は年下男性にモテる?
 

話を聞いてみると、彼女が45歳の時に35歳の彼と知り合って5年間交際していたのだそうです。しかし、その男性とは結婚に至っていませんし、現在は50歳の大台に乗っていますから、さらに難易度が高いのです。
 

そう説得しても条件を譲らないため年下男性とのマッチングを試みましたが、案の定、空振りの連続。プライドの高い彼女は現実を受け入れられず、「ここにはロクな男がいないわね」という捨てぜりふを残して退会しました。
 

「年齢よりも若く見えます!」は全部お世辞よ、現実を見て!

この女性がどうだったかは分かりませんが、40~50代まで真面目に働いていれば社会的な地位が上がり、マネジメントする立場になります。すると、年上女性が上司、年下男子が部下になることもあります。周りも上司を敬い、気を遣いますから、「先輩は30代にしか見えないですよ。若く見えますから!」とお世辞を言うこともあるでしょう。
 

部下としてはコミュニケーションを円滑にし、仕事をうまく回すためなのですが、本気で「私は、30代女性に負けない若さなんだから、部下と同じくらいの年下男性と結婚できるはず」という高望みをしてしまうことがあるのです。
 

「年齢よりも若く見える」と言われても、自分や周囲を客観的に見てみましょう。真に受けて夢を見ず、現実を見ることが重要なのです。
 

幸せな結婚ができる40~50代女性の結婚観

では、40~50代の女性はマッチングできないのかというとそんなことはありません。

筆者が代表を務める結婚相談所マリーミーでは、42歳で7歳年下の男性と結婚した女医さんが、“女性年上”の「年の差婚」最高記録です。彼女は年収2000万円で、スリムな体形の美人。お世辞ではなく本当に30代と言われても納得の若々しさでした。お相手は年収600万円ほど、転勤族の国家公務員男性でした。
 

54歳のCさんは、仕事と両親の介護に追われる毎日を送り、気が付くと50代半ばになっていたという女性です。父親が亡くなり、認知症が進んだ母親が施設に入ったことで、「自分の人生を丁寧に生きるパートナーがほしい」とマリーミーに入会しました。彼女は30年ほど恋愛から遠ざかっていましたが、介護を通して内面も成熟していて“夢見るアラフィフ”ではありません。年収は600万円あり、相手に対しての条件を広げて「再婚者可、60代まで可」としたことで、マッチングに苦労することはありませんでした。
 

3人と仮交際に入り、離婚歴がある農業を営む62歳の男性とご結婚されました。彼は仕事と介護を笑顔で乗り切った彼女の根性と優しさに心を打たれたのだそう。また彼女も、ガーデニングの趣味があったため農家に嫁ぐことに抵抗はなく、定年後に本格的な土いじりをしたいと思っていたことがご縁につながりました。
 

2組ともに、高望みをすることなく、自分が望む結婚生活に合うお相手を見極めた結果としてぴったりの相手を見つけたのです。
 

年上女性×年下男性の大恋愛はドラマの中だけ!

そもそも年上女性と年下男性の大恋愛は、ドラマなど“大人のおとぎ話”の中での話。視聴者層のニーズをかなえるのがエンターテインメントですが、現実は違います。好きなだけ夢を見られるのはうら若き20代の特権ですから、大人がおとぎ話を信じ続けて時間を浪費してしまうのは非常にもったいないこと。
 

はっきり言うと、年上好みの男性はほんの一握りです。同世代か年上の男性に目を向けた方が分母を増やせますから結婚の確率が上がります。結婚したいと思うなら、1日でも早く婚活を始めて、現実を客観視すること。そして、自分の条件に合う相手が自分を選ぶメリットを、相手の立場に立って考えてみましょう。

植草美幸プロフィール
結婚相談所マリーミー代表。恋愛・婚活アドバイザー。ラジオやWEBメディアも含め、年間約2000件の恋愛・結婚相談を有し、自身が代表を務める相談所では年間成婚率80%を達成するなど業界異例の成果を誇る。「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)をはじめテレビ出演多数。著書に『ドキュメント「婚活」サバイバル』(青春出版社)、『結婚の技術』(中央公論新社)など。
 
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