見どころ1:いけばなと器のハーモニー
タイトルの通り、各館のメインダイニングで展開する「いけばなと器のハーモニー」は見逃せません。
外交官の家では、横浜が誇る陶器メーカー「大倉陶園」の食器を使用し、華道家元池坊次期家元 池坊専好さんが外国のお客さまをもてなしたであろう当時の様子をイメージし、「和花」にこだわった繊細な空間を演出。
山手111番館では、一葉式いけ花家元 粕谷さんが「葉」の模様が印象的なスペイン・サルガデロスの最高級の磁器を使用し、シャクヤクを大胆にあしらっています。
エリスマン邸では、未生流家元 肥原慶甫さんが、江戸時代から続く大崎漆器店の輪島塗との競演にチャレンジ。漆黒の椀にテッセンの紫と緑が映えます。
見どころ2:見ごたえ満点の大型作品
空間や二間続きの部屋を使った大型作品も大変見ごたえがあります。
べーリック・ホールは、戦前の現存する外国人住宅では、山手西洋館最大の広さを誇るだけあって、大型作品が点在。草月流家元 勅使河原 茜さんが「竹」を使って力強さや繊細さ、しなやかさを表現しつつ、ドイツ・マイセンのシンプルな白磁と組み合わせています。
山手234番館では、古流松應会家元 千羽理芳さんがかつてアパートメントだった空間を生かし、2部屋続きの作品を展示。奥の部屋にも作品がありますので、いろいろな角度からご覧あれ。
見どころ3:部屋に溶け込んだ小さな「いけばな」
大型作品だけでなく、部屋に溶け込む「いけばな」もお見逃しなく。
ブラフ18番館では、龍生派家元 吉村華洲さんが、30センチの中に世界を凝縮した龍生派いけばなのジャンルの1つ「ひびか」を展開。
横浜市イギリス館では、小原流家元 小原宏貴さんが手掛けた、空間に溶け込むように「いけばな」が生けてあります。
撮影はスマホ、携帯のみOK
混雑を避けるため、撮影はスマホや携帯のみOK(動画は不可)となっています。デジカメなどでの撮影はできませんのでご協力を。
また、各館ではデモンストレーションやワークショップなどのイベントも行われますので公式サイトをチェックしてください。
第21回特別展 花と器のハーモニー2023
期間:2023年6月3日(土)~11日(日)
時間:9:30~17:00 ※6月3日(土)、4日(日)9日(金)、10日(土)19:00まで延長
場所:横浜山手西洋館7館(外交官の家、ブラフ18番館、ベーリック・ホール、エリスマン邸、山手234番館、横浜市イギリス館、山手111番館)
料金:無料 ※一部有料イベントあり
公式サイト:横浜山手西洋館
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