デロイトトーマツグループは、日本国内のテクノロジー・メディア・通信(TMT)業界の企業を対象にした「Technology Fast 50 2022 Japan」を発表しました。対象企業の収益(売上高)に基づく成長率のランキングで、1位はRevCommで成長率486.7%、対象企業50社の全体平均は143%でした。
1位はビジネス向けAI搭載型クラウドIP電話MiiTelを手掛けるRevComm
ランキング対象企業50社の3決算期売上高成長率の平均は143%で、前年から2.43倍伸びています。50社のうち25社が100%以上300%未満、0〜100%未満が21社、300%以上の伸び率を示した企業は4社という結果に。
300%以上伸びた4企業は、1位が電話営業や顧客応対を可視化する音声解析AI搭載型のクラウドIP電話「MiiTel」を手掛けるRevCommで、成長率は486.7%。2位は店舗向けWebサイトやSNSの運営などを一括管理できるサービス「カンリー」を手掛けるカンリーで同357.5%、3位は2011年に創業した新素材メーカーのTBMで同333.7%、4位はスマホ向けナビアプリ「YAMAP」を運営するヤマップで同317.3%でした。
その他、200%以上だった企業は6社、今回初受賞した企業は29社、過去最も受賞回数が多かったのは、開発やコンサルティングを行う総合ITソリューション企業SHIFTの10回でした。
事業領域別分布はソフトウェアが最多の66%
上位50企業の事業領域別分布を見ると、ソフトウェアが33社で最多の66%、次いでメディアが7社(14%)、通信が5社(10%)と続きます。
過去5年間の売上高規模の推移では、10〜50億円未満が42%でほぼ横ばい、10億円未満は2021年の24%から42%と約2倍に増加しており、2018年と同等の水準となっています。50億円〜100億円未満は2020〜2021年に一気に増加したものの、2022年には6%まで大きく減少しています。
Technology Fast 50はデロイトトーマツグループがTMT業界における成長企業を表彰する国ごとのランキングプログラムで、日本国内では過去3決算期の収益(売上高)に基づく成長率によりランキングし、上位50社を発表しています。
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