本格稼働前にしておきたい! 「エアコン試運転」のやり方
パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが、3つのSTEPでの「エアコン試運転」を解説します。
STEP1:電源を入れる前にブレーカーやコンセントにホコリがないか確認する
エアコンのブレーカーが「入」になっていて、電源プラグやコンセントの周りにホコリがたまっていないことを確認してから電源を入れましょう。発火の原因になる恐れがあります。
STEP2:運転モードを「冷房」にして運転開始
室内温度より3℃以上低くして運転を開始。エアコンがしっかり動くまで30分以上運転させてください。
STEP3:リモコンやエアコン本体に不具合がないかを確認
冷たい風が出ていれば問題ありません。合わせて、水漏れや異臭、異音がないかなどを確認しましょう。
冷たい風が出なかったり、すぐに止まってしまう場合には、設定温度を下げて試してみてください。改善しない場合には、電源プラグを抜くか、エアコンのブレーカーを落としてみましょう。風が出ているのにぬるかったり、部屋が冷えにくいときには、運転モードや設定の変更、エアフィルターの手入れや設置スペースの確保で改善することがあります。室外機の周りに物が置かれていないかどうかも確認しましょう。
よくある不具合のケースと対処法
・エアコン本体から水漏れしている場合
吹き出し口から水漏れしている場合、ドレンホースの状態を確認し、エアフィルターや本体内部を手入れしてください。吹き出し口に水滴がついたり霧が出る場合、設定温度を20℃以上にして、風向きを上もしくは自動にしましょう。室温と吹き出す風に温度差がある場合、しばらくすると解消されるので、そのまま待ってください。背面から水漏れしている場合には、点検・修理を依頼しましょう。
・風が臭う場合
付着した室内のチリやホコリ、カビが臭いの原因です。エアフィルターを手入れしましょう。
・異音がする場合
「ポコポコ(ボコボコ)」「バキッ」「ブシュッ」「ビシッ」といった音は運転や環境によって生じる音で、故障ではありません。
・リモコンの液晶画面が見にくい場合
電池が消耗している可能性があります。新しい電池に交換しても改善しない場合、リモコンのリセットを試してみてください。
>記事に戻る
【おすすめ記事】
・「保温機能」は炊飯器の寿命を短くするってウソ? ホント? 「炊飯器の保温」に関するお悩みを専門家が解消!
・洗濯機の中にあるゴミなどを取るネット、正しい名前は分かる?【知っていたらスゴイ】
・次に買いたい「洗濯機」は縦型? ドラム式? 500人に理由も合わせて聞いてみた!
・冷蔵庫の「チルド室」と「パーシャル室」の違いは何? 家電のプロに聞いた