「日本で働いて良かったこと」ランキング! 1位は「雇用が安定している」
「日本で働いて良かったこと」ランキングの1位は「雇用が安定している」(54%)でした。次いで、2位は「やりたい仕事ができて、やりがいを感じる」(25.8%)、3位は「日本語力にかかわらず、専門性があれば仕事を任せてくれる」(21%)と続きます。先行き不透明な経済状況が続く中で、日本企業に根付いている「長期雇用」は、外国人社員にとって魅力的な要素となっており、2021年以降、その傾向は一層強まっているようです。
日本で働いて不満に思ったこと 1位は「給与水準が高くない」
「日本で働いて不満に思ったこと」の1位は「給与水準が高くない」(51.6%)でした。2021年の調査と比較して、選択した人の割合は19.8ポイント増加しています。さらに、「技術力が高くない」(19.4%)が5位に入り、2021年から10.1ポイント増加していることが分かりました。また、2位の「日本語ネイティブでないことへの配慮が不足」(30.6%)や3位の「人事評価の基準が明確でなく、外国人だと昇給・昇進できない」(29%)が約3割に上ります。外国人社員が活躍し、組織に定着するには、日本人社員側が意識改革を行い、人事評価制度や働き方を見直すことが必要であるとされています。
外国人社員の転職理由「給与アップ」が約7割で最多
転職を考えている外国人社員の約7割が「給与を上げるため」(67.9%)と回答し、2021年より15.1ポイントも増加していました。また、2位は「より成長できる環境を求めて」(64.1%)でした。外国人の優秀な人材は需要が高まり、日本人だけでなく外国人も自分に適した企業を選択できる「売り手市場」となっているようです。
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