「27時間テレビ」の裏テーマになる系列局との連携
「27時間テレビ」は、フジテレビにとって重要な役割を担う番組になります。正式な番組名に付く「FNS」は「Fuji Network System」の略で、地方にある系列局とのテレビネットワークを指します。「27時間テレビ」には、地方にある系列局とのつながりを強くする目的も裏テーマであるんです。
『24時間テレビ』でも系列局とのつながりを強調しますが、「27時間テレビ」では関係性がより一層深くなります。「各局対抗企画」として、系列局のアナウンサーやご当地の有名人らが番組作りに参加。普段は見られないクセが強いアナウンサーが登場することでも知られています。
「各局対抗企画」でフジテレビが優勝することは少なく、小さな系列局が勝利して大盛り上がりします。系列局が頑張ればそれぞれの地元でも盛り上がりますし、フジテレビとしても団結力を高められるメリットがあります。実は、非常に意味がある番組として「27時間テレビ」は位置付けられているのです。
コア視聴率が良い! 若者に見られる「27時間テレビ」に
今回、『千鳥の鬼レンチャン』が番組のベースになることは、テレビ関係者の間で非常に話題となっています。フジテレビの代表的な番組とは言えませんが、若年層に人気でコア視聴率が良いことで有名だからです。
コア視聴率は、一般的に13~49歳に絞った数値となります。広告業界でも注目される視聴率で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
実は、2023年1月8日に放送した『千鳥の鬼レンチャン3時間SP』は、コア視聴率が同時間帯横並びでトップになった実績があります。若者に人気が高く、コーナーの「サビだけカラオケ」はSNSでも人気です。今回の「27時間テレビ」は、『千鳥の鬼レンチャン』をベースにすることで若者が見て面白い番組になることでしょう。
これまでになく、新しいことに挑戦しようとしている「27時間テレビ」。テレビにあまり興味がない若者こそ、見る価値がある番組かもしれません。
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