2月22日は猫の日!
「にゃん(2)にゃん(2)にゃん(2)」と読めることにちなんで、猫好きの英文学者である柳瀬尚紀さんらによる猫の日実行委員会が、ペットフード協会と協力して1987年に制定しました。
今回は、猫と人間はどっちが速いかなど「違いの分かる人」になれる猫の豆知識をご紹介します。
猫の日は愛猫家の投票で決まった
「にゃん(2)がゾロ目だから」というシンプルな理由の猫の日。さっと決まったと思いがちですよね。ところがこの猫の日、何月何日にするか、愛猫家たちの公募によって決めたそうです。
その結果、9000通の応募の中で約3割を占めた2月22日に決定。「にゃんとにゃく」決めたわけじゃないんですね……!
ちなみに、2022年2月22日は、にゃんが6個も並ぶ「スーパー猫の日」として話題になりました。次に盛り上がるのは、199年後の2222年でしょうか。それまで生きているのは難しそうなので、無理せず毎年の「ノーマル猫の日」をお祝いしていきましょう!
猫と人間、どっちが速い?
1日の3分の2は眠っているといわれている猫ですが、時折とんでもない敏捷性を発揮しますよね。そんな猫と人間、本気になったらどちらが速いか、ご存じでしょうか。
正解は、猫の方。人類最速の男である100メートル走の世界記録保持者、ウサイン・ボルトのトップスピードが時速44.7キロに対して、猫は時速48キロ。
猫と人間の競走といえば、主題歌の中で、お魚くわえたドラ猫を裸足で追いかけたサザエさん。向こうがお魚をくわえたまま走るというハンデがあったとはいえ、こちらも裸足なのでベストコンディションとは言えず、おそらく追いつけなかったはず。
「愉快なサザエさん♪」と歌われていましたが、きっと内心はリベンジに燃えていたことでしょう……!
猫なで声を出すのは、猫か人間か?
「猫なで声」といわれて、どんな声を思い浮かべますか? 猫が人になでられたときに出すような声か、あるいは人が猫をなでるときに出すような声か。
実は、辞書によってもバラバラであり、多くは両方を併記するようになっています。辞書編集者の神永曉さんによると、最も古い例は1471年ごろに書かれた禅宗の注釈書である『人天眼目抄』で、そこでは「人の声」として書かれています。
一方の「猫の声」の例も古く、1644年ごろに書かれた仮名草子の『祇園物語』。何百年以上も前から「猫なで声」の意味が揺れていたことが分かります。
どちらにしても「猫なで声」は、相手と仲良くなろうと発する甘い声のこと。昔から2つの意味があるというのは、猫と人間の仲の良さを現わしているのかもしれませんね。
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