あえて紹介文を短めにするのはアリ?
川崎:iPhoneなど、スペックをほとんど書かずに機種名だけでメルカリに出品している人もいます。短めにした方が良いのでしょうか?
コグレさん:先ほど話したように、バッテリー残量やIMEI番号など、スマホに関する基本的なことは書きますが、公式Webサイトの製品ページに記載されているような細かい書き方はしません。商品説明が大切なのは理解しつつも、あえて細かく書かないようにしているんです。
あまり詳しすぎると、マニアに品定めされるのではないかと思ってしまうんですよね。そのため「気になることは質問していただければ、確認して返信します」というスタンスです。「ふわっと出品してふわっと買ってもらう」という感じでしょうか。
もしかしたら詳しく書いた方が高く売れるかもしれないですが、それだけ「購入者の期待値が高くなってしまうのでは?」とも思います。出品画面や商品説明は、見る人によって印象が違うので、僕(出品者)が思った以上に期待されてしまうかもしれません。実際に届いた商品が期待以下になると、クレームを生み出しやすくなるような気がするので、期待値を下げて買ってほしいと考えています。
例えばほぼ新品でもワンランク下げて、やや傷ありにすることもあります。「高く売る」よりは「クレームを受けない」ことを優先しますね。気持ちよく取引したいんです。
写真撮影や梱包は、意外とざっくり
川崎:写真撮影時に気をつけていることはありますか?
コグレさん:傷をはっきりと撮るようにしていますが、こだわりを持ってキレイに撮ることはないですね。一般的なスナップショットのような感じです。これも購入者の期待値を上げないためです。もし追加で写真の掲載をお願いされたら対応しますが、出品時に写真の枚数を10枚使うことはほぼありません。
川崎:中古スマホを発送するときには、何か特別な梱包材を使用していますか?
コグレさん:通販で購入したときの段ボールを再利用するなど、自宅にあるものを利用することが多いです。緩衝材もリサイクルしています。スマホの場合は壊れ物扱いになるので、段ボールなど丈夫な箱を使って、雨対策もしっかりしています。受け取った購入者の気持ちを考えると、丁寧に梱包しようと思いますね。
梱包に関しては、やり方というよりは、付属品や取扱説明書を入れたかどうか、そして「iPhoneを探す」がオフになっているかを何度も確認します。最終的な商品チェックの方を重視しています。