後半には急展開が続出! 父の死と突然すぎるパイロット断念
そんな舞は、立派に成長して大学生になります。大学では、人力飛行機サークル「なにわバードマン」に所属し、「空を飛びたい」という幼少期からの夢を叶える一歩を踏み出します。
このサークルで舞は、しっかりと自分の意見を主張できるようになり大人の女性に成長していきます。吉谷彩子さん演じる先輩の由良冬子のけがにより、代役として人力飛行機に乗ることに。懸命にみんなの夢を乗せて大空を舞い上がったことで、パイロットになりたいという夢を強く抱くようになります。
ここで、舞は一念発起し、大学を辞めて航空学校へ入学することになります。パイロットを目指す仲間たちと出会い、日々厳しい訓練に明け暮れる毎日がスタート。教官役として出演した吉川晃司さんや、舞の初恋の相手となる柏木弘明役の目黒蓮さんが登場します。
親元を離れて奮起する舞は、さまざまな葛藤と戦いながら航空学校の最終訓練課程を終えます。さらに、航空会社の博多エアラインから採用内定の通知を受け、晴れてパイロットへの道を切り開きました。初恋の相手・柏木とも両思いになり、ラベンダー畑で初デートするなど順調な人生を歩みはじめます。
しかし、ここで物語は急展開を見せます。世界的な恐慌となるリーマンショックを受け、舞は内定が延期に。実家の工場も不景気の波が押し寄せ、舞は家業を手伝うことになります。
徐々に歯車が噛み合わなくなった舞に、さらなる悲劇が起こります。舞を鼓舞して支え続け、愛情を注いできた高橋克典さん演じる父・浩太が突然亡くなってしまいます。実家の工場を切り盛りし、いつか航空機に自社のネジを納品したいと夢を抱いていた浩太。その機体に、舞がパイロットとして乗る日が来ることを期待していた視聴者は、悲しみに暮れることになります。
さらに! ここで思いもよらない展開が待っています。
パイロットになるはずだった舞が、夢を諦め実家の工場を継ぐことを宣言します。めぐみが社長になり、舞は営業部で活躍することに。ここで難関といわれる航空学校にも入学できた舞の好奇心と知力、そして思い切りが良いめぐみの経営者としての才能が開花することになります。
ただ、パイロットを夢見ていたはずなのに、急遽ネジ工場を継ぐ決断をした舞に視聴者は戸惑いを隠せませんでした。