クライマックスに向けて、物語が急速に動き始めているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。2022年10月3日に放送がスタートし、2023年3月31日に終了する予定です。
ヒロイン・岩倉舞を俳優の福原遥さんが務め、幼なじみ役を乃木坂46の山下美月さん、赤楚衛二さんが演じています。さらに、今大人気のジャニーズグループ「Snow Man」のメンバー目黒蓮さんも出演するなど、何かと話題の多い作品です。
最終回まで残りわずかですが、作品を今から追いかけることも可能! この記事では『舞いあがれ!』のこれまでを振り返りつつ、未視聴の人でも見るきっかけになるように魅力を紹介していきます。
美しい景色と、人の優しさを描いた幼少期編に涙
『舞いあがれ!』を視聴する上で外せないのが、初期に放送された「幼少期編」です。舞役は、“天才子役”といわれる浅田芭路(あさだはろ)さんが演じ、五島列島の大自然の中でのびのびと成長する姿が映し出されました。
放送開始当初は浅田さんを主人公として物語はスタートし、舞のパーソナルな部分が丁寧に描かれました。優しすぎてなかなか自分の意見を主張できない性格など、舞の良いところや悪いところが浮き彫りになります。
この幼少期編で重要な役目を担うのが、高畑淳子さん演じる舞の祖母・祥子です。五島列島で1人たくましく生活し、何事にもおおらかで全てを受け止めてくれる祥子の存在が舞を成長させていきます。
幼少期は体が弱く、永作博美さん演じる母・めぐみから過保護に育てられた舞。そのせいか、常に母親の顔色を伺う性格になってしまいました。舞は、東大阪にある実家のネジ工場から、環境が良い五島列島にホームステイすることになります。
めぐみと舞の関係を理解した祥子は、2人が離れて暮らすことを提案。母から離れることで、舞には自我が芽生え始め、結果として病弱だった体質も克服します。祥子、めぐみ、舞という3世代の女性たちが紡ぐ、感動的なストーリーが見どころです。
祥子はその後も舞の良き理解者として、随所で助言を与え勇気をくれる存在となっています。