総合転職情報サイト「マイナビ転職」は、同サイトに掲載されている求人の「平均初年度年収(未経験・経験者求人別)」と「求人件数・応募数」の推移を調査し、それぞれの集計結果を公開しました。今回は、2022年の「初年度年収平均が高かった業種ランキング」を中心に紹介します。調査期間は2022年1月1日~12月31日。
>12位までのランキング結果を見る
過去5年間の「正社員の平均初年度年収」は全体的に増加傾向に
「正社員の平均初年度年収」を見ると、2022年度の全体平均は「454.2万円」、経験者求人平均は「514.2万円」、未経験者求人は「423.7万円」でした。
過去5年間(2018〜2022年度)の推移を見ると、経験者求人は毎年伸びています。未経験者求人も5年間で14.3万円増加しており、経験問わず、全体的に賃金が上がっていることが分かりました。
2022年度「業種別 正社員の平均初年度年収」、2位は金融・保険、1位は?
「業種別 正社員の平均初年度年収」の2022年度を見ると、最も高かったのは「IT・通信・インターネット」の513.8万円、2位は「金融・保険」の501.7万円、3位は「コンサルティング」の493.4万円という結果に。
過去5年間の推移を見ると、どの業種のどの年も前年割れがほとんどなく、全体的に賃金が上昇傾向にあることが分かります。
2018年からの平均年収増加額TOP3は、1位「金融・保険」の63.3万円、2位「IT・通信・インターネット」の34.2万円、3位「公的機関・その他」の31.9万円でした。全12業種中、増加額が10万円台だったのは「流通・小売・フード」(12.3万円)と「運輸・交通・物流・倉庫」(16.1万円)の2業種のみであり、それ以外は全て20万円以上増加しています。
>12位までのランキング結果を見る
【おすすめ記事】
・2022年の「平均年収」ランキング! 3位「医薬品メーカー」、2位「投信/投資顧問」、最も“高年収”だった業種は?
・都内の中小企業、平均月収は「39万円」 ボーナスを含めた平均年収は?【東京都調査】
・「高年収だけど激務」より「そこそこの年収で普通の業務量」を選ぶ20〜40代の、出世欲と理想の給与
・「日本の社会保険料は高すぎる!」と感じる人が増える、根本的な原因
【関連記事】
プレスリリース