「平均残業時間の少ない職種」ランキング！ 1位は「秘書・受付」
「平均残業時間の少ない職種」ランキングの1位は「秘書・受付」（10時間）でした。次いで、2位「美容関連職（理美容・エステ・マッサージ）」（10.4時間）、3位「営業事務アシスタント」（11時間）と続きます。職種分類別では、事務・アシスタント系が10位までに6職種、20位以内では9職種がランクイン。前回の調査でもランクインした職種が多いことから、全体的に時間外労働は多くないと推測されています。
20位が「広報・PR・IR」で前回比マイナス8時間、7位が「学術・メディカルサイエンスリエゾン」で前回比マイナス7.3時間です。業務のオンライン化による時間の短縮が、それぞれの残業時間が減った要因と考えられています。
「リモートワーク」の縮小により平均残業時間が増加
2022年4〜6月の1カ月当たりの平均残業時間は22.2時間で、前年（2021年）より1.4時間増加しました。この微増は、リモートワークの縮小など、コロナ禍による制約が緩和されたことに起因すると推測されています。コロナ禍が大きな影響を与えた2020年（20.6時間）、2021年（20.8時間）から平均残業時間が増えていますが、コロナ禍前の2019年（24.9時間）の水準には戻っていません。
これは、2019年に「働き方改革関連法」が施行され、2020年4月から中小企業にも残業時間の上限規制が適用されたため、企業・従業員ともに働き方への意識が高まっていることが要因と考えられています。
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