2023年は「ボーイズグループの戦国時代」が到来?
ゆりこ:「MAMA」や「AAA」など年末のイベントを見る限り、ガールズグループの勢いはまだまだ止まらないと思っています。止まる要素が見当たらない。その上で2023年はそろそろ「ボーイズグループの戦国時代」の兆しが現れるのでは? と思っています。これは半分私の期待と願望も込みです。
矢野:絶対王者BTSのグループ活動が一時的に止まりますしね。BTSとは別の山の頂点に登ろうとする若手グループが出てきてもおかしくないなとは思います。ARMYにとっては忍耐の年ですが、他のボーイズグループや練習生、また事務所にとってはチャンスの年かもしれません。
ゆりこ:2023年はKep1erを生んだガルプラの男性版「BOYS PLANET」も始まりますし、かつてのWanna Oneのような社会現象になるレベルのグループが出てくるといいな。あとは「Nizi Project」の男性版もあるでしょう。そしてJYPからも2021年の「LOUD」で勝ち抜いたメンバーが満を持して出て来るはずです。
矢野:SMエンターテイメントから「NCT TOKYO」など新ユニットが出るといううわさもありますしね。
ゆりこ:既存グループですが「NCT DREAM」も今後のSMの顔になってくるんじゃないかと。2022年に最も“化けた”グループだと感じています。あとはYGはBIGBANGの「天下時代」を知っている身からすると、また超ヤンチャで(ただし合法的に)尖った新人ボーイズをお披露目してほしいです。
矢野:HYBEからも2022年は日本人を中心とした「&TEAM」がデビューしましたし、いわゆる大手じゃない事務所にもまだ隠し玉はありそうですよね。
ゆりこ:2022年の賞レースを総なめ状態のIVEの事務所もSTARSHIP、カカオグループ傘下で決して小さな会社ではありませんがいわゆる「4大事務所」ではありません。ですので2023年の主役となるボーイズグループも意外な会社から誕生するかもしれないですね。
矢野:あ! あと最近びっくりしたのは平手友梨奈さんがHYBE JAPAN傘下の新レーベル「NAECO」に移籍したという件。日本の芸能界からそういう流れに乗る人がさらに出てくる気がしています。
ゆりこ:日本のアイドル志望の10代がK-POP事務所の門を叩くケースは今や珍しくないものの、日本でデビュー済みの超有名人のケースは驚きますよね。あえて新レーベルを立ち上げたということは、第2弾、3弾が控えているのかな。日本のアーティストが世界へ出るために韓国資本の事務所へという流れ、果たして今後活発化するのでしょうか!?
矢野:2023年の答え合わせが楽しみです。あっという間にその日が来ちゃうんだろうな。きっと秒ですね、秒。
ゆりこ:そして何より! 私たちのこの……ゆるっとした自由すぎるK-POP連載をお読みくださっている皆さまへ。2022年も1年、ありがとうございました。
矢野:2023年も引き続きK-POP沼でお会いしましょう!
【ゆるっとトークをお届けしたのは……】
K-POPゆりこ:韓国芸能&カルチャーについて書いたり喋ったりする「韓国エンタメウォッチャー」。2000年代からK-POPを愛聴するM世代。編集者として働いた後、ソウル生活を経験。
編集担当・矢野:All Aboutでエンタメやメンズファッション記事を担当するZ世代の若手編集者。物心ついた頃からK-POPリスナーなONCE(TWICEファン)。
参考
※1:プレスリリース
※2:プレスリリース
※3:プレスリリース
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