Job総研を運営するライボは、548人の社会人男女を対象に「2022年 冬ボーナス実態」についての調査を実施しました。調査期間は11月16~21日です。
今冬のボーナス「支給あり」が6割
今冬のボーナス支給有無について、「支給あり」が61.3%でした。支給額を聞いたところ、平均が「69.8万円」で、中央値は「54.5万円」となりました。
さらに「理想の支給額」については、平均が「173万円」で、中央値は「100万円」。理想と現実の金額に大きなギャップが生じている結果となりました。
冬ボーナス支給ありはコロナ禍でも「増加傾向」
冬ボーナスの「支給あり」を2018年から見ていくと毎年増加傾向にあり、2022年の昨対比では7.3ポイント増加しています。コロナ禍初の冬ボーナス(2020年)の「支給あり」と比較すると、今冬は11.3ポイント増えていました。
一方で「支給額」は毎年増加しているわけではなく、最も高かった平均支給額は2020年の「71.3万円」で、今冬の「69.8万円」は5年間で2番目に高くなっています。
今冬ボーナスの主な使い道「預貯金」が最多
今冬ボーナスの主な使い道は、「預貯金」が63.4%で最多でした。次いで、「買い物」(36.6%)、「旅行」(33.6%)と続きました。全体的に消費意識が低い様子も見受けられます。
なお、貯金に回す金額の平均は「42.4万円」で、今冬ボーナスの平均支給額「69.8万円」に対しておよそ6割を貯金に回す結果となっています。貯金派の回答者からは、日本経済の先行き不透明感を懸念するコメントが見られました。
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