医師15万人以上が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」は、2022年の医学界、医師界を漢字一文字で表す「今年の漢字2022」と「来年の漢字」を発表しました。11月9~10日、医師会員3020人を対象に調査したものです。気になる結果を見ていきましょう。
3位:「乱」(116票)
医師が選ぶ「今年の漢字2022」第3位は「乱」。回答理由としては「コロナワクチン接種や発熱外来、全数把握や届け出など次から次に変更があり、現場が混乱した1年だったように思います(60代、小児科)」「いろんな常識が崩れて変容が多かったので(50代、整形外科・スポーツ医学)」などの意見が上がりました。
2位:「忍」(118票)
第2位は「忍」。回答理由としては「自粛している状態(50代、消化器外科)」「世の中がポストコロナに動き出す中で医療に非常な負担・皺寄せが来ているので(50代、循環器内科)」などの意見が上がりました。
1位:「禍」(189票)
第1位は3年連続で「禍」でした。回答理由としては「コロナ感染に加え、円安になるし禍が続いている(60代、一般外科)」「サル痘や梅毒などの感染症例が増加しているから(50代、精神科)」などの意見が上がりました。
医師が選ぶ「来年の漢字」ベスト5
「医師が選ぶ『来年の漢字』ベスト5」は、「2023年の『医学界・医師界』がどのようになることを期待するか」漢字一文字で回答を募集したもの。
1位は2年連続で「明」でした。「トンネルを抜け出し、明るい笑顔があふれる毎日に戻ってほしい。皆で明るい未来に向かって歩いていけるような状態になってほしい(40代、小児科)」などの意見が寄せられました。
2位は「安」。「以前のように安定してCOVID-19以外の診療に集中できるようになってほしい(40代、一般内科)」「物価が安くなるように(30代、精神科)」などの声が上がっています。
次いで3位は「平」、4位は「楽」、5位は「穏」の結果になりました。
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