横浜・山下公園で「胡蝶のめぐる季節~ヨルノヨ」が12月1日からスタート。街と光のアートイルミネーション「ヨルノヨ」と写真家/映画監督の蜷川実花さんがコラボレーションした作品で、四季の花々の上に、人の動きに反応し蝶が現れます(画像は全て筆者撮影、11月22日の試写の様子)。
山下公園のおまつり広場に四季の花々が投影
「胡蝶のめぐる季節~ヨルノヨ」は、2027年に横浜で行われる国際園芸博覧会に向けて開催されることから、日常の中で撮影された四季折々の花をモチーフとしています。美しい色彩はそのほとんどが加工されていない、現実のものなのだとか。
常に春夏秋冬が映し出される広場は、歩いてもOK。花の上を歩くと、人の動きに反応して蝶が現れる仕掛けが!
これは、ソニーセミコンダクタソリューションズによる「SPAD ToF方式距離センサー」を搭載したLiDAR(=Light Detection And Ranging、光を用いたリモートセンシング技術の1つ)を2台設置し、おまつり広場内の2500平方メートル超の広い範囲をリアルタイムにセンシングしたもの。
歩行者の正確な位置情報を取得し、まるで蝶が歩行者と一緒に飛んでいるような映像体験を実現しています。
「蝶と共にさまざまな時間や花々を感じて」
同作品について、プロデューサーの宮田裕章さんは、次のようにコメントしています。
「山下公園のおまつり広場の地上面へのプロジェクションでは、広場を渡る橋のように、様々な時間軸の映像が渡されていきます。
映像が時間差で渡されることで、広場の同じ時間軸上には常に春夏秋冬が映し出されています。広場をめぐる人々は、蝶とともに様々な時間や花々を感じる事ができます。
近隣の建物など少し俯瞰した視点からは、四季を感じ、その流れをみることができるでしょう。同じ季節にとどまることも、時間をさかのぼったり早く進めることも、鑑賞者に委ねられています。
胡蝶の夢から戻った人々が、現実と虚構の間を漂うだけでなく、その先にどのように歩むのか。
人々に広がる多様な未来の可能性に寄り添い、その先のイメージを結ぶことも作品の重要な鑑賞体験です」
引用:PR TIMES
幻想的な空間の中、美しい蝶の姿に誘われて、四季の花々を巡る映像体験をお楽しみください。
「胡蝶のめぐる季節~ヨルノヨ」開催情報
日時:2022年12月1日~2023年1月3日 17:00~21:05
場所:山下公園(おまつり広場)
URL:https://yorunoyo.yokohama/
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