Job総研は11月4日、20〜50代の社会人男女を対象に実施した「2022年 忘年会意識調査」の結果を発表しました。
2022年は、「実施する」が31.4%と、コロナ禍に入ってから最も忘年会実施率が高く、賛成派が58.1%、参加意欲も「参加する派」が63.3%と、国内の忘年会開催意欲が高まっていることが分かりました。
職場忘年会、「実施する」が31.4%で2021年から12.7%増
2022年の職場忘年会の実施率を見ると、「実施する」が31.4%、「実施しない」が68.6%でした。(※まだわからないを除く)
コロナ禍前後の実施推移を見ると、コロナ流行前の2018年が73.5%、2019年が49.5%、コロナ禍に入った2020年が10.8%、2021年が18.7%と、日本で新型コロナウイルスが確認された後に実施率が大きく下がっていることが分かります。
実施に対する賛否、「賛成派」が58.1%
職場で忘年会を実施することは、賛成派(「賛成」21.7%と「やや賛成」36.4%を合算)が58.1%、反対派(「反対」21.7%と「やや反対」20.2%を合算)が41.9%でした。
反対派の理由を見ると、「コロナ感染を懸念」と答えた人が77.4%(「影響する」41.2%と「どちらかといえば影響する」36.2%を合算)という結果に。
年齢別で見ると、若年層ほど「賛成派」が多く、20代は「賛成」25.6%、「やや賛成」39.7%となっています。
ワークスタイル別で見ると、出社している人よりリモートワークの方が「賛成派」が多く、フルリモートは60.0%の人が「賛成」と回答しています。
忘年会に参加する派が63.3%、理由は?
職場忘年会の参加意欲を見ると、「参加する派(「進んで参加する」34.5%と「気は進まないが参加する」28.8%を合算)」が63.3%、「参加しない派(「気が進まないから参加しない」11.8%、「強制でなければ参加しない」24.9%を合算)」が36.7%でした。
項目別最多は「進んで参加する」の34.5%、次いで「気は進まないが参加する」でした。
「参加する派」と「参加しない派」の理由をみると、「参加する派」(63.3%)は、1位「コミュニケーションをとるため」84.0%、2位「上司との関係構築をするため」(45.6%)、3位「同僚との関係構築をするため」(37.4%)という結果に。
一方、「参加しない派」(36.7%)は、1位「特に必要性を感じないため」(64.3%)、2位「気を使うのが疲れる」(42.8%)、3位「自分のプライベートを優先させたいから」37.1%でした。
4位以下を見ると、6位が対象的です。「参加する派」は「言われていないがほぼ強制参加の雰囲気」、「参加しない派」は「会社から強制されていないため」がランクインしています。
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