北海道札幌市にある「まんぞく弁当」というお店をご存じだろうか。「1キロおにぎり」や「2キロおにぎり」などkg単位のデカ盛り弁当、ビッグなおにぎりが名物の、その名の通り“満足感”を味わえる弁当屋である。
「今日、初のまんぞく弁当さんに行きました! ヤンニョム弁当&1キロおにぎり、おいしかったです。お店の通りまんぞくでした」「知り合いが札幌のまんぞく弁当を買ってきたけど すごい量! あとおいしい! 1人では食べきれなかった。今度は1人で食べれるように頑張るぞー!」などSNS上での評判も上々。
コンビニ、スーパーをはじめ、食品のステルス値上げが取り沙汰される昨今、安くて多い、しかもおいしいという、時代に逆行したこのお店が気になる! このデカ盛り弁当屋を開店した経緯を店主の湯浅さん(以下、湯浅)に聞いた。
「安くて大盛りのお弁当」を自分なりにアレンジしたら……
――かなりの量、インパクトですが、どのような経緯でこのコンセプトに至ったのでしょうか?
湯浅:東京都の亀戸にある大盛りのお店が個人的に好きでして、そこが大盛りで安くてインパクトがあるお弁当が売りだったんです。それをモチーフに、自分なりのアレンジを加えて今の形になりました。その後、口コミやメディア、Twitterなどで取り上げられるように。お客さまからのリクエストなどもあって、デカ盛りのコンセプトがより強くなっていきました。
――普通の量や、少なめが好きな人向けのメニューもありますか?
湯浅:小サイズで350円(税込)のお弁当も用意しています。小サイズと言っても270gほどで、一般的にお茶碗大盛りくらいの量です。現在は、唐揚げ弁当、ヤンニョムチキン弁当、南蛮あんかけ弁当、アジフライ弁当の4種類が350円(税込)、エビマヨ弁当が580円(税込)で販売しています。
――お客さまの声や、SNSの反響でうれしかったもの、印象的だったものはありますか?
湯浅:お客さまの入店と同時に「おー! すごいー!」といった驚きの声が度々聞こえて、とてもうれしいです。SNSでは、購入していただいたお弁当の写真や、ご家族と一緒に食べている様子がアップされていて励みになっています。また、コロナ禍で外出やレジャーが制約されていたときには、当店のお弁当を通して暗い気持ちが明るくなったと言ってもらったのが印象的でしたね。
――1人で食べる発想しかなかったのですが、家族や友達と分けるのも確かにアリですね。写真からサイズ感が推測できませんが、おにぎりがまるで食パンのようですね。
湯浅:1キロおにぎりは縦14cm、横14cm、高さ8cmで、2キロおにぎりは縦17cm、横17cm、高さ12cm です。それぞれ2.5合、5.5合のお米を使っています。
――今後の展望や、どんなお客さまに来てほしいか、などありましたらぜひお聞かせください。
湯浅:これからも引き続き、お客さまに楽しくお買上げいただけるようなお弁当を作成できればいいなと思っています。現在も他店舗とのコラボ企画を実施中ですし、ウチの売り場を一部使って何かをやってみたい人も応援していきたいと思っています。
親戚が札幌近郊にいる筆者。次に北海道に行った際は、まんぞく弁当に足を運ぼうと胸に誓った。
取材協力:「まんぞく弁当」店舗概要
所在地:北海道札幌市北区麻生町4-12-14
Twitterアカウント:https://twitter.com/manzokubt
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