皆さんは歌手・鈴木雅之さんをどんなタイミングで知っただろうか?
シャネルズとしてシングル曲『ランナウェイ』でデビューしてブレイクしていた1980年代? ソロになり、「ラブソングの帝王」として注目を集めた2000年頃? 倖田來未による『め組のひと』のカバーが流行った2010年頃? それとも『かぐや様は告らせたい』シリーズで3期連続オープニングソングを務め、“アニソン界の永遠の大型新人”となった今?
何世代にもわたって愛され続けている鈴木さんだが、今Twitter上では、そんな彼が街のゴミ出し問題に大きな貢献を果たしたと話題になっている。
収集日とは違う日に出されたゴミ袋に対して、鈴木さんの似顔絵と、往年のヒットソング『違う、そうじゃない』の一節をもじった「ちがうちがう、今日じゃ今日じゃなーい」というメッセージを書いた張り紙を見つけたのは、京都府京都市右京区に住む大学生のべーたさん(@onecuprain)。
べーたさんが思わず「ユーモアのある街に住んでる」と写真を投稿したところ、大きく拡散されて、「優しい表現だなぁ」「わろた! 絵もうまーい! きっと、書いた方、豊かな人なんだと思います。生活に余裕があるというか、キリキリしてない、ゆったりと毎日を過ごしているっていうか」「若い子にも分かるかな?」など数々のコメントが寄せられている。
べーたさんにお話を聞いた。
もっと自分の住む街が好きになった
――なにかと息苦しい世の中ですが、こういったイラストを見てどう感じられましたか?
べーたさん(以下、べーた):厳しい言葉での注意だと、目にした人も重苦しく感じます。こういったユーモアは、心の余裕を感じますし、周りの人や街を明るくすると感じました。
――このツイートがきっかけで、印象に残っている出来事やリプライはありますか?
べーた:「素敵な街なんだろうな」だったり「こんな街に住みたい」といった反応がうれしかったです。私は、今住んでいるこの街が大好きなので。あと、驚いたのが、バズったツイートが絵を描いた本人に届いて、私宛に張り紙を描いてくれたんです!
――このツイートをきっかけに、ご自身に変化はありましたか?
べーた:私は「この街が好きだ」ということを改めて実感しました。実際、自分の住む街に関するツイートが増えました。あとはこの作者さんのように、心に余裕を持って生きていきたいな、と思いました。
かくして、歌い継がれる名曲が1つの街を浄化し、1人の大学生の人生に大きな影響を与えたのだった。
ちなみにべーたさんに鈴木さんについて知っているか聞いてみたところ、「ネットでよくネタにされているので知っていただけです」とのことだった。世代を超えネットミームにもなっている鈴木雅之、恐るべし。
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