岡山・笠岡ラーメン最古の店「中華そば 坂本」が新横浜ラーメン博物館に出店! スープも具材も鶏

新横浜ラーメン博物館(ラー博)は2024年の30周年に向け「あの銘店をもう一度」プロジェクトを実施中。過去に出店した約40店舗の銘店が、2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に再出店します。第6弾(10月14日~11月3日)はスープも具も鶏を使用する岡山・笠岡「中華そば 坂本」。

「あの銘店をもう一度」第6弾は岡山・笠岡「中華そば 坂本」

ラー博「あの銘店をもう一度」第6弾は岡山・笠岡「中華そば 坂本」
岡山・笠岡「中華そば 坂本」は10月14日~11月3日に出店

新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)は2024年に迎える30周年に向けて、7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけ3週間のリレー形式でラー博に出店します。
 

10月14日~11月3日の第6弾は、岡山・笠岡「中華そば 坂本」です(画像はすべて提供)。
 

「中華そば 坂本」は現存する笠岡ラーメン最古の店

岡山県笠岡市は広島県福山市と隣接し、県南西端に位置する瀬戸内海沿岸の港町です。天然記念物・カブトガニの生息地として有名で、世界で唯一のカブトガニをテーマとしたユニークな「カブトガニ博物館」があります。
 

笠岡ラーメンは、戦前からすでに十数カ所の食堂で「中華そば」として提供されていました。笠岡には全盛期には300軒もの養鶏場があったことから鶏肉専門の精肉店が多く、安価で大量に入手できたことから、「鶏」を使用した中華そばが誕生したといわれています。

右:創業者の坂本勇さん 左:二代目 坂本 英喜さん
右:創業者の坂本勇さん 左:二代目 坂本 英喜さん

1958年に創業した「中華そば 坂本」も創業者の坂本勇さんが鶏専門の精肉店を営んでおり、その隣りで中華そばを提供したのが始まりでした。現在は、現存する最古の笠岡ラーメンの店として、二代目の坂本英喜さんがその味を守っています。
 

ラー博へは、当時首都圏においてまだ紹介されていない、地域に根ざしたラーメン文化をもつエリアの店舗を期間限定で紹介していく「Discover郷土ラーメン Raumen Explorer みんなのふるさとラーメン」第3弾として、2010年3月6日~2011年4月10日に出店しました。

 

最大の特徴は「鶏」だけで作る味

「鶏」のみを使用する中華そば
「中華そば坂本」の中華そば

「中華そば坂本」の最大の特徴は、タレ・スープ・チャーシュー・脂とすべて「鶏」だけで作られていること。しかもこの「鶏」は短期間で出荷する若鶏ではなく、のびのびと育てられた親鶏のみを使うのがこだわりです。
 

鶏ガラをじっくり煮込んだ澄んだ淡麗スープ、ブレンドした醤油で鶏肉を煮込んだタレ、その煮込んだ鶏肉を使った鶏チャーシュー、そして上質な鶏油と、まさに鶏のみが味の決め手となっている、“純鶏”ラーメンなのです。

親鳥の旨味が凝縮した澄んだスープ
親鳥の旨味が凝縮した澄んだスープ

麺は笠岡市内の大半のお店が仕入れている丸新麺業の低加水(=小麦に加える水が少なめ)の中細ストレート麺。この麺でなければ一体感が味わえません。

丸新麺業の低加水・中細ストレート麺を使用
丸新麺業の低加水・中細ストレート麺を使用

鶏チャーシューには育成日数が1000日以上の親鶏を使用。若鶏にはないコリコリとした触感と奥深い味わいが後を引きます。

親鳥にこだわる鶏チャーシュー
親鳥にこだわる鶏チャーシュー

笠岡ラーメンの特徴ともいえるネギ。中華そば坂本ではざっくりと斜めに切った青ネギがたっぷりのります。

ざっくりと斜めに切った青ネギをトッピング
ざっくりと斜めに切った青ネギをトッピング

太めの拍子木型に切られたメンマ。少し柔らかめの麺と合わせて食べ、その食感をお楽しみください。

太めの拍子木型に切られたメンマ
太めの拍子木型に切られたメンマはアクセントに

岡山・笠岡に行かなくては食べられない、混じりっ気なしの鶏だけを使った「中華そば」。シンプルで奥深い味わいをラー博でご堪能あれ。
 

「あの銘店をもう一度」第7弾は北海道・札幌「名人の味 爐(いろり)」が出店予定です。

 

「あの銘店をもう一度」情報

期間:2022年7月1日~約2年間(各店舗約3週間)
場所:新横浜ラーメン博物館
期間中出店数:約40店舗(現店舗除く)
第5弾:静岡・伊豆「あまからや」9月23日~10月13日
第6弾:岡山・笠岡「中華そば坂本」10月14日~11月3日
第7弾:北海道・札幌「名人の味 爐(いろり)」11月4日~11月24日
URL:https://www.raumen.co.jp/
 

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